『ランス9 -ヘルマン革命-』

『ランス9 -ヘルマン革命-』

『ランス9 -ヘルマン革命-』は、2014年にWIN用として、
アリスソフトから発売されました。

中枢となるストーリーが進んだのが大きいですね。
これでようやく、止まっていた時間が動き出したという感じです。

ランス9

<概要>


大陸に現存する国家の中で最も古い歴史を持つ軍事大国、ヘルマン帝国。
歴史の中で長く世界最大最強の国家であったこの国は、
数年前から続く腐敗政治によってぼろぼろに荒廃し、疲弊している。
いずれ内乱が起きるか、隣国に攻め込まれるか、その両方か――
少なくない人々がそんな終焉を予見する中、
かつて国を追われた男が立ち上がった。

数年前に功を焦って隣国へ侵攻し、失敗して行方をくらませた皇子、
パットン・ミスナルジ。
いつか国を取り戻すと誓った彼は修行を積み、たくましく成長して帰ってきた。
「修行の旅で知り合った一騎当千の猛者を集め、少数精鋭で革命を成し遂げる」
その作戦の仕上げにパットンが協力を頼んだのは、最強の鬼畜戦士ランスだった。

ジャンルは、公式ではタクティカルRPGとなっています。

<ゲームデザイン>


事前に調べていた人は、ある程度方向性を知っていたのでしょうが、
私はランスシリーズに関しては何も調べない方針です。
従ってタクティカルRPGという名前だけから、
ランス3とか4のような、タクティカルコンバットシステムのRPGなのかなと、
漠然と考えていましたす。
しかしプレイを開始して、すぐに、これは違うなと分かったので、
頭の中で切り替えることにしたわけです。
そうでないと、思い込み次第で楽しさも変わってしまいかねないですから。

本作はマップ上からイベントを選択し、
会話やイベントシーンを楽しんだり、バトルのあるマスを選べば戦闘になります。

まず、この戦闘部分はタクティカルコンバットになりますが、
本作は『ママトト』のシステムも反映されています。
その点では懐かしいなとも思えたのですが、
ママトトのシステムを発展させたのではなく、
かなり簡易化して導入しているので、
厳しい言い方をすればママトトの劣化版なんですよね。
だからママトトの良さも十分に引き出せておらず、
戦闘部分は普通には楽しめても、決して良いとは言えないのかなと。

問題は、むしろユーザー側の捉え方であり、
本作はダンジョン探索とかの要素がないので、
人によってはSRPGに見えると思います。
しかしSRPGとして考えた場合には、戦闘マップの狭さが気になり、
物足りなく感じてしまうでしょう。

他方でタクティカルコンバットのRPGと考えた場合には、
マップの広さなどは普通であり、特に問題も感じないでしょう。
しかし、RPGであるからには成長要素の乏しさは気になりますし、
RPGとしての探索要素のなさも気になってしまうでしょう。

従って、ガッツリとRPGないしSRPGを楽しみたいって人、
或いはそういうゲームだと決めてかかった人だと不満に感じやすいのかなと。

しかし、プレイしていて感じたのは、
イベントによりシナリオを読む比率の高さでした。
感覚的にはノベルゲーが基本で、合間に戦闘が加わった感じですね。
基本的に読み進めるノベルゲー(ADV)であり、
読むことを飽きさせない、ないし緩急をつけるために、
イベントバトルの加わったゲームというのも幾つかありますが、
本作は、そういう類の作品なのでしょう。
その観点からは、後述するように中心となるシナリオは楽しめたし、
バトルもシナリオの進行を妨げない程度のアクセントとなり、
十分に楽しめたように思います。

そもそも、初代ランス自体が、
ADVをベースにバトルが加わったようなものですから、
ADV+バトルという点で初代に原点回帰したような印象を受けました。
もちろん、厳密には両者は異なりますけどね。
初代はコマンド選択式ADV+RPGでしたが、
本作はノベル系ADV+SLGとなりますから。
あくまでもADVを中心に、そこに他ジャンルのゲーム要素を加えたという点で、
似ていると感じたということです。
WIN以降の最近のランスシリーズしか知らないと、
本作の構造に違和感もあるかもしれませんが、
元々ゲーム性ではなくストーリーやキャラの魅力が第一のシリーズですし、
ハードで本格的なRPGやSLGにされるよりは、
実はこっちの方がランスらしいのかなと、そんな風に思ったんですけどね。

あと、個人的な感想を加えるならば、
私の大好きなキャラが、近年の戦闘では不遇だったわけでして。
例えば「魔想志津香」は魔法系最強クラスのキャラなのですが、
6だと使用回数の制限が厳しく、
好きなのに使うことができないことが多く不満がありました。
戦国だとオマケ扱いな上に、集団戦では才能が活かされないですからね。
本作は雑魚を如何に効率よく排除できるかが重要になってきますので、
志津香の広範囲魔法で一層するシーンはスカっとしましたし、
10年以上ぶりに戦闘で志津香の有難みを感じることができました。

それと、もう一人は「見当かなみ」ですね。
6以降の作品では、かなみはすっかりへっぽこ扱いになっていますけれど、
昔はもっと優秀な扱いだったんですよね。
個人的には4で周囲を囲まれつつも回避しまくる姿が印象的で、
それまでRPGで回避率なんて無視していたのに、
かなみを見て回避の重要性を認識したくらいですし。
まぁ、異常に回避するというのもゲームバランス的には扱いが難しいですが、
これはこれでランスシリーズの特徴と考えることもできたはず。
アイテムで少し補正する必要はあるものの、
本作では4以来で回避しまくるかなみの姿を見ることができて、
活躍するかなみをもう一度見たいという想いが、20年ぶりに成就されました。

この辺は、新しいユーザーからすれば、そんなん知るかと言われそうなので、
あくまでも私個人の感想でしかないのでしょうけどね。
志津香やかなみが好きだったのに、
WIN以降の長編ではずっとモヤモヤしていた部分があったので、
それが晴れたというのは大きいのですよ。

<ストーリー>


ようやくヘルマン編です。
ストーリー本編が動き出したことが何より大きいですね。
7にあたる戦国ランスや、8にあたるランスクエストは、
ストーリーの全体に対する位置付け的には、番外編のようなものでしたから。
本格的にストーリーが動き出したのは6以来になりますか。
そうなると、こちらもほぼ10年ぶりになりますね。
大雑把な概要は『鬼畜王ランス』で既に示されているものの、
やっぱり本編で最後まで見たいってのがファン心理だと思うし、
そうは言っても、年月が経ちすぎて、
パトラッシュ疲れたよと言いたくなるわけでして。
まさか鬼畜王から6までの年月以上に、
6から9までに時間がかかるとは思わなかったわけで、
本作が出て嬉しさもありつつも、やっぱり長かったよなと。
次作(番外編でなく、ストーリー本編の続きとなる作品、
つまり6とか9のような作品)は、
さすがに、もう少し早く発売してほしいものです。

本作のストーリーに関しては、
3や6よりは少しスケールが劣るかなとも思いますが、十分に面白かったです。
この手の作品でストーリーを楽しんだのも何年ぶりですかね。
何か、いろんな面で何年ぶりという表現が出てしまいますがw

ストーリーに関しては概ね満足しているものの、1点だけ補足のようなものを。
実は、本作の正史に該当するルートをクリアしたときは、
エンディングに不満があったのです。
発売から数ヶ月経ったし、ここは致命的なネタバレとも思わないので、
ちょっと書いてしまいますけどね。
今作は、国を追われたパットン皇子が、
ランスらの力を借りて国を取り戻す話になります。
もちろん、最後はパットンが国を取り戻すのですが、
王様になるのかと思いきや、自分は王にならずに民主化すると言い出します。
このくだりを読んだときは、それはないだろうと憤慨したものです。
ライターの中では王政は古く悪いもので、
民主制は良いものだという偏見でもあるのだろうか、
革命を起こしながら新しい国の基盤も整えずに出ていく、
つまりリーダーが後始末もしないことほど、
無責任なものはないだろうにと思ったわけです。
ただ、どうもすぐに民主化するわけではなさそうですし、
シーラルートなどを見るに、
パットンは妹のシーラに挽回する機会を与えたかったのだろうなと。
シーラは皇帝と言いつつも、ずっと傀儡で操り人形でしかなかったですからね。
そのシーラに挽回するチャンスを与えたいというのも、
兄心なのかなと思ったわけでして。
パットンが皇帝になれば、その場では一番上手くいきそうなのだけれど、
シーラのことも考えると、これで良かったのかなと。
まぁそれで個人的には十分納得できたし、
むしろこれで良かったと思えたのですが、
ユーザーに変な誤解を与えないためにも、
本編でも、もう少しフォローしていても良かったのかなと。
個別ルートはプレイしない人だっているでしょうからね。

それから、本作ではヒロインが複数おり、
正史となる本編の他に、ヒロインごとのエンディングも用意されています。
簡単に言えば、志津香やかなみやシーラたちとの恋愛ルートですね。
新キャラはまだしも、古くからのキャラは、
これまでずっとツンツンしてましたからね。
デレない志津香が好きだった人や、
これまでのキャラのイメージを重視する人には、
本作は少し違和感があったでしょう。
ランスも丸くなりましたし、全体がライトな雰囲気になりましたから。
ただ、今作は起承転結で言うところの転にあたる部分でしょうし、
多少の変化もあったも良いと思うんですよね。
何より、ifでも構わないからデレる志津香がいても良いではないかと、
十年以上待ってたユーザーに、ご褒美があっても良いではないかということで、
個人的には待望の作品でもありました。

<感想・総合>


ランスシリーズにハードなRPGを求める人がいるのか分かりませんが、
私は優れたRPGをやりたいのであれば、洋ゲーでもやった方が良いと考えます。
それなのに何でランスシリーズを待っているかというと、
ストーリーやキャラが大好きだからなのですし、
それがシリーズの最大の特徴でもあるのでしょう。
今作は、その特徴であるストーリーやキャラの魅力を全面に押し出し、
戦闘など他のRPGでも得られる楽しさは大胆に省略し、
シンプルにまとめてきたと。
だから一般的なRPGやSRPGを求めた人には微妙な部分もあったでしょうが、
時間のないオッサンには欲しい部分だけ簡潔に提供してもらった感もあり、
十分満足って感じでした。
個人的には、ランクエは論外として、戦国でも不満も結構あっただけに、
久しぶりに堪能できました。
アリスファンと自分では思いながらも、
しばらくアリス作品を名作と判断してこなかったのですが、
戦国ランス(2006)以来の名作と言えるでしょう。
こちらも7年以上の期間が経っていますので、
本当に何年ぶりって表現ばかりになってしまいますw
あとは、できるだけ早くランス10が出てほしいものですね。

ランク:AA-(名作)

AMAZON
ランス9

駿河屋
DVDソフトランス9

ダウンロード版
ランス9 ヘルマン革命 dl

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素早いレビューありがとうございます。
充分参考になりました、購入しようと思います。
今年はお盆もしっかり5連休くらい休めそうなので(もっと休めるのが普通なんでしょうけど)、プレイ時間も取れそうです。

前に話した体験版ですけど、これってアリスがよくやるベンチマークに近いものでした。
要するに、このソフトが快適にプレイできるかどうかの確認用ですね。
もちろんエピソードもいくつか入ってますし、戦闘も出来ました。
バトルに関しては、まああんなものかな、と。
良く出来てるわけではないが、不満てほどのものでもない。

katanさんのおっしゃる通り、このゲームを長年やってる人ってのは、極論すればシステムやゲーム性を求めてるんじゃなくて、登場キャラに惚れてるから買うんですね。
もう20年以上のつき合いですから、ほとんど旧友のイメージです。
ランスが変わった、全然鬼畜じゃないって評価がありますけど、そりゃあこれだけ長く続いてれば丸くもなるでしょうよ。
それに酷いことしてる時はしてるし、身内には優しいところもあるけど敵対する(あるいはしていた)者に関しては冷酷だってことです。
信長みたいなもんですかね。
私なんかは、むしろこれくらいの方が好きなんですけどね。
最初っから全然変わってなかったら、逆に「こいつ、全然進歩しないな」と思ってしまいますよ。
みんな勘違いしてると思うんだけど、ランスって悪者ってワケじゃないんですよ。
単に我が侭で乱暴者で意地っ張りだってだけ。
ただ、なまじ強いもんだから巻き込まれた連中はえらい目に遭うんですがね(^^;)。

かなみに関しては、私も古いプレイヤーですからポンコツのイメージはまったくないんですが、やっぱあれですかね、戦国での鈴女がずば抜けた能力持ってたから余計に目立っちゃったのかなあ。
私などは、かなみとランスの腐れ縁的なところが大好きなんですが。
志津香ルートもあるみたいで、これも楽しみです。

ああ、早くプレイしてみたいです。
プレイし終えたら、また感想が書けたらいいなと思っています。

> 購入しようと思います。
極端な話、戦国ランスとランスクエストは未プレイでもストーリーの把握に大きな支障はなかったと言えます。でも今作は鬼畜王ランス時から予定されている根幹に関する部分ですので、ぜひやってみてくだざい。

> バトルに関しては、まああんなものかな、と。
> 良く出来てるわけではないが、不満てほどのものでもない。
普通のRPGのようなバトルメインの作品ではないので、ストレスさえ溜まらなければ、楽しめるのかなと。逆になまじバトルが良く出来ていたら、それはそれで、もっと戦わせろって文句が出ていたと思いますし。イベント主体であるならば、本作程度でも構わないのかなと。

> ランスが変わった、全然鬼畜じゃないって評価がありますけど
最近は作品が出る度に言われてますね。
ランスに関してはsawamuraさんのおっしゃる通りで、私も全く同意見です。まぁ
今作はストーリー全体においてダークさが薄くなったと言われれば、そんな気もするし、中には気にする人もいるのかな~って感じでしょうか。個人的には素直にハーレム展開を楽しんだ人が勝ちな気もするんですけどね。たまにはボーナスステージがあっても良いでしょうw

> 戦国での鈴女がずば抜けた能力持ってたから余計に目立っちゃったのかなあ。
かなみって、元々苛められる姿が妙に似合うキャラだったところに、戦国で忍者がインフレ化しましたからね。
鈴女自体は味のあるキャラなのだけれど、戦国の忍者関連のイベントは、あまり好きではないですね。

> 私などは、かなみとランスの腐れ縁的なところが大好きなんですが。
> 志津香ルートもあるみたいで、これも楽しみです。
存分に楽しんでください。
新キャラが少し弱いので、新キャラ目当ての人だと、ちょっと足りなく感じるかもしれませんが、旧作のファンほど楽しめると思いますから。

> プレイし終えたら、また感想が書けたらいいなと思っています。
プレイ後の感想も待っています。
今回は記事を書いてから掲載までの期間が私にしては異例なくらいに短いので、言葉が足りなかったり書き洩らしていることも多いと思いますしね。

盆休みに入りまして、早速プレイしています。
現在、第10章まで進めています。
いやーー、面白いっつーか、楽しいですね。
もうニコニコしながらやってますよ。
これって、もしかして最初は地域制圧型をやろうとしたのかなって名残がある感じですね。
鬼畜王もそうだし戦国もそうだったので、ここでまたSLGはどうかなって思っていたので育成RPGになったのは良かったです。

それと、確かにkatanさんの言われる通り、これは「読むゲーム」になっちゃってますね。
バトルよりも読み進める方が長かったりする。
まあ、私たちはランスとその仲間たちの絡みを見ているだけで満足っていうか、それが目的で買ってるからいいんですけどね。

やーー、かなみが可愛くなっちゃいましたね(^^;)。
個人的には志津香のデレよりもかなみのデレ具合の方が可愛いかなって気がします。
かなみって、志津香みたいに「ランス大っ嫌い」というよりも、イヤなんだけどリアの命令で渋々って感じだったでしょ。
だからかな、「大嫌い→デレ」よりも萌えな感じがします。

あ、キャラでひとつだけ不満があります。
やっぱマリアの扱いが微妙ですよ!
これは私がマリア好きってこともあるんだけど、今回のマリアの立ち位置って戦国の志津香と同じじゃありませんかね?
ルートもなければ戦闘でも使えない。
ADV部でも影が薄いですよ。
マリアって後方支援だし動きも鈍いけど火力だけは強力だったのに、今回はその特性が活きてません。
その分、志津香やミラクルと言った魔法使い勢が強力になったのかも知れませんが。

あとはキャラで言えば、ルシアンはほとんどシィルと同じ色になってしまって可哀想でした。
なんか反応もしゃべり方もほとんど同じだもんなあ。

それとクルックーがけっこうツボでした。
クセがあるユニットなので戦闘では使いにくいんですが、ADV部のクルックーは面白いです。

取り敢えず、最後までやったらまた感想書きます。
もっとも、これって周回プレイ(最低2回)が基本らしいですけど。

> いやーー、面白いっつーか、楽しいですね。
> もうニコニコしながらやってますよ。

私もそんな感じでプレイしていましたね。
ずっと待っていたものが、ようやく出てきた感じで、とにかく楽しかったです。

> これって、もしかして最初は地域制圧型をやろうとしたのかなって名残がある感じですね。
> 鬼畜王もそうだし戦国もそうだったので、ここでまたSLGはどうかなって思っていたので育成RPGになったのは良かったです。

ママトトの拡大版を意図していたのかなと個人的には感じました。
戦略SLGもRPGもありますが、純粋なSRPGのランスはなかったので、本格的なSRPGでも良かったのかなとも思いますけどね。

> やーー、かなみが可愛くなっちゃいましたね(^^;)。
ツンデレのパターンについて深く考えたことはなかったのだけれど、嫌いから好きになるってのは王道パターンではあるのでしょう。志津香の場合はツンの期間が異常に長いという特殊事情はあるものの、言い換えれば王道パターンの極限のような存在なわけで。だから方向性としては他作品で経験しているタイプを突き詰めた印象になるのでしょうか。他方で、かなみのような命令で渋々ってキャラは、他所ではモブだったり非常に扱いが小さいと思うわけで、かなみは作品を重ねることで、ここまで個性が成熟してきたレアケースなんだと思います。そのため、より新鮮でインパクトのある可愛さにつながったってところですかね。


> やっぱマリアの扱いが微妙ですよ!
志津香ファンが戦国で抱いた感想が、そのまま今作ではマリアファンに移った感じでしょうか。キャラが多いシリーズであるため、どうしても損するキャラも出てくるのでしょうが、好きなキャラの扱いが悪いと、やっぱりつらいですね。

> あとはキャラで言えば、ルシアンはほとんどシィルと同じ色になってしまって可哀想でした。
役割で言えばシィルの代わりなのでしょうが、キャラが被るとシィル復帰後に出番が減りそうですからね。本来の姿がビジュアル的に好みだけに、もっと違った形で見たかった気もしますね。

> それとクルックーがけっこうツボでした。
ビジュアル的には好みでないのですが、キャラとしては良い味を出していますし、最近のキャラの中では、かなり優遇されたキャラですよね。立場的にも今後も要所要所に絡んできそうですし。

> もっとも、これって周回プレイ(最低2回)が基本らしいですけど。
フルコンプを目指したら、何周もする必要がありますからね。
とりあえず、正史とルシアンルートは必須でしょうし。

取り敢えず正史クリア。

充分面白かったと思います。
キャラではやっぱクルックーとピグ、チルディが面白かったですね。
私は非ロリなので彼女らのエロには関心ないんですが、日常シーンは楽しかったです。

ストーリー的には「無難にまとめたな」という感じ。
王道的というかお約束な展開が多かったように思います。
それはそれで良いんですが、なんか鬼畜王とほとんど同じですね。
確か鬼畜王って「if」扱いだったと思うんですが違いましたかね?
だから本筋展開は多少いじって欲しかったなと思いました。
特にミネバの最後ってほぼ同じでしたよね。

あと、ステッセルやパメラがあっさりやられすぎ。
イベントどころか画もなしってどういうこと?
諸悪の根源的にあくどく立ち回っていたんだから、それなりの終わらせ方をしないとバランスが悪いです。
パメラとステッセルに関しては熟女エロがあってもよかったと思うしね。
ってか、昔のアリスだったら絶対にこれを入れていたと思う。

終わり方としてパットンが王制を廃止して民主国家にするっていうのも、確かにちょっと違和感というか唐突な感じがしますね。
リーザスはリアによる完全独裁でしょ?
ゼスは非魔法使いたちが権利主張して内乱を起こし、それは為ったのだけど、未だにガンジーによる王制だし後継者もマジックで内定なんだし。
JAPANは織田家に統一はされたけど、絶対君主制に変わりはない。
自由都市は一部で都市長を選挙で選ぶところもあるみたいだけど、三大国家はすべて非民主主義なんですね。

あちこちを放浪したとはいえ、そんなパットンが突然民主主義に目覚めるって唐突ですわ。
そうなるならなったでその経緯を描かないと不親切でしょう。
でも、そうしたイベントや発言はまるでなかったと思う。

その辺が不満と言えば不満だったけど、あとは総じて楽しかったです。
戦闘がランダムエンカウントならウザいなと思っていたんですが、それがなかったのでホッとしました。
点数つければ85点くらいかな?
五段階評価で80点以上が5なら、この作品は悠々5でしょう。
でも、90点とか95点あげられるかと言えば「う~ん…」てところもある。
ちなみに鬼畜王は、ほぼ満点に近い95点評価です。

やり終えてみると、なんか10の展開が読めてきましたね。
三大国と自由都市、カラー一族をランスがまとめたわけですから、あとはもう魔物との決戦しか残ってないですものね。
恐らく、ランスを中心としたオールスターキャストの人類連合軍が魔物一族と一大決戦をする、と。
魔物を一掃した後(あるいはホーネットたちとは和解、共存するかな?)は、真のラスボスであるルドラサウムと対決ってノリじゃないですかね?
で、めでたく世界統一すると王を押しつけられそうになったランスがシィルを連れて逃げ出し、また放浪冒険の旅へってパターンかな。
それが王道だろうけど、ちょっと捻って欲しい気はしますね。

志津香ルートと戦姫ルートが開いたようですので、周回する前にこっちをやってみます。

> 取り敢えず正史クリア。
クリアおめでとうございます。

> 確か鬼畜王って「if」扱いだったと思うんですが違いましたかね?
このままのペースでは完結するか分らないから、先に設定を出してしまえということで発売されたのが鬼畜王だったはず。
従って内容的には、むしろ本筋と同じであるべきなのでしょう。
でも全く本筋と同じと言ってしまうと、後に諸事情で変更が生じた場合に矛盾や齟齬が生まれてしまうおそれがあるので(例えばランス8辺りは鬼畜王発売時には想定していなかったでしょうし)、便宜上あくまでもこれは「if」ですよって説明したはずです。
なので、展開としては鬼畜王と同じで構わないと思うのですが、あえてもう一度本筋として作る意味というのは、鬼畜王では数行だったイベントなどを肉付けし、各シーンを濃くするためだと思うんですよね。
それで引っかかってくるのが、
> あと、ステッセルやパメラがあっさりやられすぎ。
> イベントどころか画もなしってどういうこと?
って辺りで、熱く盛り上げる必要があるところがアッサリしていたりするので、鬼畜王とは別に本筋として作った意味合いが弱くなってしまったのかなと。ここが実は、個人的に一番のネックになっていまして。私は84点の名作と判断していて、85点以上が傑作(AA-)なのですが、傑作扱いにしなかった最大の理由は、鬼畜王とは別に本作ならではの価値という部分が、あと一つ足りなかったように感じたからなんですよね。

> パメラとステッセルに関しては熟女エロがあってもよかったと思うしね。
こういうのを入れてくる、ごちゃ混ぜ感がアリスの良さだったのだけれど、入れきれない辺りが今のアリスの弱さでもあるんでしょうね。

> あちこちを放浪したとはいえ、そんなパットンが突然民主主義に目覚めるって唐突ですわ。
> そうなるならなったでその経緯を描かないと不親切でしょう。
> でも、そうしたイベントや発言はまるでなかったと思う。
そうなんですよね、だから読んでいる方はポカーンってなってしまう。
他のゲームなら無難な展開とも言えるかもしれないけれど、ランスシリーズであるが故に、凄く浮いた展開になってしまった感じです。

> 点数つければ85点くらいかな?
> 五段階評価で80点以上が5なら、この作品は悠々5でしょう。
> でも、90点とか95点あげられるかと言えば「う~ん…」てところもある。
> ちなみに鬼畜王は、ほぼ満点に近い95点評価です。
同じような印象ですね。
ランクについては別の記事があるけれど、大雑把にはA-以上は5段階の5に相当する感じで。
もっとも、その5の中身を細分化すると、こっちはAで鬼畜王はS-って感じで。私の場合、加点式なので、鬼畜王は100点越えちゃってますw
理論上は満点が149点なのだけど、全てが完璧な作品なんてありえないので、実質的には100点満点と変わらない感じになっていますが。

> やり終えてみると、なんか10の展開が読めてきましたね。
基本路線は鬼畜王からそんなに変わらないはず。
更に大きく展開するだけの体力が残っているとも思えないので、尚更被る部分が増えるのかなと。
焦点は同じイベントでも、どれだけ厚く肉付けできるかなのかなと。
発売前はランス9は10の前座みたいに考えていたけれど、志津香やかなみのルートがある本作で、ランスシリーズで見たかったものは、ほとんど見たのかなと。なので最近は、自分の中でランスシリーズに区切りがついたような気持にもなっています。
まぁ自分のそんな考えを完全に覆すような発表があれば、その時は自然と気持ちも盛り上がってくると思いますけどね。

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