『ダークテイルズ : エドガー・アラン・ポーの赤死病の仮面』

『ダークテイルズ : エドガー・アラン・ポーの赤死病の仮面』

『ダークテイルズ : エドガー・アラン・ポーの赤死病の仮面』は、
2013年にPC用として発売されました。

子猫の可愛さと、随所になされた工夫が特徴的な作品でした。

reddeath6.jpg

<概要>


相棒のデュパンとキミは役人連続殺人事件を捜査するために、
フランスの小さな町リュミヌにやって来た。
理不尽な税金を要求する町長と町の役人たちを罰するために
「赤の仮面」と呼ばれる謎の男が制裁を開始したというのだ。
しかし捜査を進めていくうちに税金を未納した者を次々と処刑していく町長と、
苦しむ住人のために役人たちを制す赤の仮面と一体どちらの罪が重いのか
キミの頭に疑問がわいてくる。
町のすみずみを探索して住人たちの声を聞き、「正義の天秤」を使って
赤の仮面またはプロスペロー町長のどちらの罪が重いかを決断しよう。
今すぐ殺人事件の捜査開始だ!

オリジナルはDark Tales: Edgar Allan Poe's The Masque of the Red Death。
本作はその日本語版になります。
ダークテイルズシリーズとしては5作目になります。
もっとも各作品で完結しているので、本作からのプレイで問題ありません。

<ストーリー>


タイトルにあるように、
エドガー・アラン・ポーの「赤死病の仮面」をモチーフにしています。
もっともストーリー自体はオリジナルになっています。

後述するゲームシステムとも絡んできますが、
本作は役人が連続して殺害される事件の真相を追うということで、
広義にはミステリーに属します。
しかし事件の真相を追う過程で、重い税金を課す町長と、
役人から町人を守ろうとした赤の仮面という構図が浮かび上がってきます。
事実を一つずつ検証し、本当に悪いのはどちらなのか、
異なる2者の立場から自分が判断することになるのです。
作品の方向性的にも構成に無理がありませんし、最後まで楽しめました。

<グラフィック>


本作はいわゆるカジュアルゲームであり、
具体的にはアイテム探し(HOG)に属します。
このジャンルはようやくワイド化する作品が出てきたところであり、
ダークテイルズシリーズも本作からワイド化に対応しました。

また子猫と戯れることができ、その猫が可愛かったです。

<ゲームデザイン>


ストーリーも安定して良作レベルではあるものの、
むしろ特徴があるのはゲーム部分になるのでしょう。

基本はHOG(アイテム探し)ですが、最近のゲームなので、
HOG要素の含まれたADVと考えても良いでしょう。

パズルもアイテム探しも種類が豊富だし、
地図なども揃っているので、十分楽しめる内容になっています。

この手のゲームは通常、ENDが一つしかありません。
P&C式ADVとかも、ほとんどがENDは1個ですしね。
その辺がノベルゲーとの違いでもあるわけです。

しかし本作は事実から赤の仮面と町長のどちらがより罪が重いのか、
最後にプレイヤーが判断することになります。
それにより、当然エンディングも異なってきます。
パズル等の基本的なゲーム性の高さに分岐要素も加わってくるので、
トータルではかなり充実した作品になっており、
同時にHOGの中でも希少なタイプの作品に仕上がっているのです。

それと、本作では子猫が登場します。
猫は部屋にいて、いつでも遊びに行けます。
プレイしていると猫用のグッズとかも手に入るので、
それで遊んでやるわけですね。
ちょっとした気分転換にもなりますし、何より癒されますからね。
猫好きほど、ここはポイントが高いでしょう。

<感想・総合>


細かい点まで工夫され、良くできた作品だと思います。
特にこの手の作品で面白さを備えつつ分岐要素のある作品は希少なだけに、
分岐付きのHOGを探すのであればオススメします。

ランク:B(良作)

関連するタグ WIN /ADV /HOG /


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