『ブルーシード 奇稲田秘録伝』
『ブルーシード 奇稲田秘録伝』は、1995年にサガサターン用として、
セガ・エンタープライゼスから発売されました。
TVアニメ『BLUE SEED』を題材にしたRPGでした。

高田裕三さんの漫画が大好きで、当時はほとんど読んでいたかな。
原画集とかまで買っていたので、相当はまっていたものでした。
その高田裕三さんが92年に連載を開始し、竹書房からコミックスが発売されたのが、
『碧奇魂(あおくしみたま)ブルーシード』でした。
些細なことかもしれないけれど、「碧奇魂」って響きが凄く好きだったし、
作品にも合っていたと思うので、
アニメの『BLUE SEED』ってタイトルの味気なさに不満も抱いたものでしたね。
まぁアニメも大好きだったんですけどね、
作者もアニメに本格的に関わっていたようですし。
ただ、そのせいで原作の連載が中断するはめになったのは、凄く残念でしたけれど。
アニメはTAKADA BAND(立木文彦・三松亜美)の歌うOPも格好良かったし、
林原さんの歌うEDの「Touch and Go!!」 も凄く良かったです。
そして忘れてならないのが、挿入曲の「まつりうた」なのでしょう。
アニメで放送されたときは曲だけだったのですが、
その後に発売された林原さんのアルバムで歌詞がつきました。
個人的にも凄い名曲だなと思っていたら、
なんと音楽の教科書にまで載ったそうですからね。
もっとも、実際にその教科書で歌った人は、何の歌なんだか知らなそうですが。
何れにしろ名曲揃いなので、この3曲はぜひとも知ってもらいたいよなと。
まぁ、パンチラが多いアニメでね、パンチラは本来はご褒美のはずなのだけれど、
逆に多すぎてインフレによる価値の暴落のような感じでしたし、
パンチラアニメって色眼鏡で、かえって損をしたことも多かったような・・・
あぁ~語り出すとどこまでも脱線してしまいそうなので止めときますが、
そのブルーシードを題材にゲーム化したのが本作であり、
たぶんファンである人ほど楽しめると思います。
まぁ一般的に、アニメのゲーム化作品をファン以外が買うのかって話もあるけれど、
本作は18推の作品でしたので、何も知らずにエロ目的って人もいたでしょうから、
他よりも原作を知らなかったという人の比率も少し多いかもしれませんし。
結局サターンの18推って18禁とは異なるので、
今振り返れば何とも中途半端な存在でしたが、
出始めた頃はエロ解禁かと無駄に期待した人も多かったものです。
前置きが長くなりましたが、ストーリーはアニメの番外編のようなものであり、
誤解覚悟で簡単に言ってしまうと、全国の観光名所を巡りながら事件を解決し、
その過程でパンツ集めをするような作品ですw
第何話という感じで章単位に分かれており、
アニメのOP・EDも挿入され次回予告とかもあります。
そういう意味では番外編のOVAみたいな感じですね。
ゲームとしてのジャンルはRPGになります。
もっとも要所以外は戦闘をパスできるので、
イベントバトルのあるADVという認識でも構わないのかもしれません。
通常、このような形式の作品の場合、
戦闘自体はとってつけたような出来のものが多いです。
その出来の悪さもあるから、イベント戦闘付のADVと紹介する作品も多いですし。
しかし、本作の戦闘はカードバトルになっているのですが、
これが実に良くできていまして。
もっと本格的な戦闘中心のRPGで使っても良かったような・・・
せっかく出来が良いので、できるだけ楽しんだ方が良いと思うし、
その観点からも本作はRPG扱いで良いのでしょう。
また戦闘では、アニメと音声も駆使されていました。
本作は95年でサターン初期の作品になります。
こういうハード初期の作品って、不遇だなと思うわけでして。
多くの人は作品の発売時にはハードを持っていないために遊んでおらず、
何年か経ってからプレイする人も多いです。
で、97年とか98年とかの作品と比べて画像が汚いとか言われがちですから。
でもね、リアルタイムで遊んだ人は95年には遊んでいるわけで、
SFC後期のブラウン管のショボイ画面でドットで表現されているのよりも、
アニメーションあり音声ありのバトルの方がどれだけ楽しく迫力があるか。
まぁ、戦闘でも豪快なパンチラをアニメーションでやっていましたので、
才能の無駄遣いなところもありましたけれどねw
何れにしろ、同時期のRPGの中でも賑やかで楽しかったですし、
アニメファンなら嬉しい仕様になっていました。
う~ん、これ、名作扱いでも構わない気もするんだけどな~
95年は様々な機種で面白い作品が多かったのと、
本作の場合はロード時間の長さでもっさりしていたこともあり、
当時の判断としては良作となっています。
とりあえず、ブルーシードを知らない人には、まずアニメを見てほしいです。
そしてアニメを見てファンになったならば、
本作をプレイしても決して損はしないように思いますね。
ランク:B(良作)
AMAZON

駿河屋

関連するタグ セガサターン /RPG /
消えた世界と月と少女 少女グラフィティ 少女と年の差、ふたまわり。
セガ・エンタープライゼスから発売されました。
TVアニメ『BLUE SEED』を題材にしたRPGでした。

<原作・アニメ>
高田裕三さんの漫画が大好きで、当時はほとんど読んでいたかな。
原画集とかまで買っていたので、相当はまっていたものでした。
その高田裕三さんが92年に連載を開始し、竹書房からコミックスが発売されたのが、
『碧奇魂(あおくしみたま)ブルーシード』でした。
些細なことかもしれないけれど、「碧奇魂」って響きが凄く好きだったし、
作品にも合っていたと思うので、
アニメの『BLUE SEED』ってタイトルの味気なさに不満も抱いたものでしたね。
まぁアニメも大好きだったんですけどね、
作者もアニメに本格的に関わっていたようですし。
ただ、そのせいで原作の連載が中断するはめになったのは、凄く残念でしたけれど。
アニメはTAKADA BAND(立木文彦・三松亜美)の歌うOPも格好良かったし、
林原さんの歌うEDの「Touch and Go!!」 も凄く良かったです。
そして忘れてならないのが、挿入曲の「まつりうた」なのでしょう。
アニメで放送されたときは曲だけだったのですが、
その後に発売された林原さんのアルバムで歌詞がつきました。
個人的にも凄い名曲だなと思っていたら、
なんと音楽の教科書にまで載ったそうですからね。
もっとも、実際にその教科書で歌った人は、何の歌なんだか知らなそうですが。
何れにしろ名曲揃いなので、この3曲はぜひとも知ってもらいたいよなと。
まぁ、パンチラが多いアニメでね、パンチラは本来はご褒美のはずなのだけれど、
逆に多すぎてインフレによる価値の暴落のような感じでしたし、
パンチラアニメって色眼鏡で、かえって損をしたことも多かったような・・・
<感想>
あぁ~語り出すとどこまでも脱線してしまいそうなので止めときますが、
そのブルーシードを題材にゲーム化したのが本作であり、
たぶんファンである人ほど楽しめると思います。
まぁ一般的に、アニメのゲーム化作品をファン以外が買うのかって話もあるけれど、
本作は18推の作品でしたので、何も知らずにエロ目的って人もいたでしょうから、
他よりも原作を知らなかったという人の比率も少し多いかもしれませんし。
結局サターンの18推って18禁とは異なるので、
今振り返れば何とも中途半端な存在でしたが、
出始めた頃はエロ解禁かと無駄に期待した人も多かったものです。
前置きが長くなりましたが、ストーリーはアニメの番外編のようなものであり、
誤解覚悟で簡単に言ってしまうと、全国の観光名所を巡りながら事件を解決し、
その過程でパンツ集めをするような作品ですw
第何話という感じで章単位に分かれており、
アニメのOP・EDも挿入され次回予告とかもあります。
そういう意味では番外編のOVAみたいな感じですね。
ゲームとしてのジャンルはRPGになります。
もっとも要所以外は戦闘をパスできるので、
イベントバトルのあるADVという認識でも構わないのかもしれません。
通常、このような形式の作品の場合、
戦闘自体はとってつけたような出来のものが多いです。
その出来の悪さもあるから、イベント戦闘付のADVと紹介する作品も多いですし。
しかし、本作の戦闘はカードバトルになっているのですが、
これが実に良くできていまして。
もっと本格的な戦闘中心のRPGで使っても良かったような・・・
せっかく出来が良いので、できるだけ楽しんだ方が良いと思うし、
その観点からも本作はRPG扱いで良いのでしょう。
また戦闘では、アニメと音声も駆使されていました。
本作は95年でサターン初期の作品になります。
こういうハード初期の作品って、不遇だなと思うわけでして。
多くの人は作品の発売時にはハードを持っていないために遊んでおらず、
何年か経ってからプレイする人も多いです。
で、97年とか98年とかの作品と比べて画像が汚いとか言われがちですから。
でもね、リアルタイムで遊んだ人は95年には遊んでいるわけで、
SFC後期のブラウン管のショボイ画面でドットで表現されているのよりも、
アニメーションあり音声ありのバトルの方がどれだけ楽しく迫力があるか。
まぁ、戦闘でも豪快なパンチラをアニメーションでやっていましたので、
才能の無駄遣いなところもありましたけれどねw
何れにしろ、同時期のRPGの中でも賑やかで楽しかったですし、
アニメファンなら嬉しい仕様になっていました。
<総合>
う~ん、これ、名作扱いでも構わない気もするんだけどな~
95年は様々な機種で面白い作品が多かったのと、
本作の場合はロード時間の長さでもっさりしていたこともあり、
当時の判断としては良作となっています。
とりあえず、ブルーシードを知らない人には、まずアニメを見てほしいです。
そしてアニメを見てファンになったならば、
本作をプレイしても決して損はしないように思いますね。
ランク:B(良作)
AMAZON

駿河屋

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2014-05-21