『暗い部屋』

『暗い部屋』

『暗い部屋』は2010年にWIN用として、
暗い部屋制作委員会から発売されました。

諸事情により出版停止となった唐辺葉介さんの小説を、
デジタルソフト化した作品になります。

暗い部屋

<概要>


ファンなら当然知っているだろうし、
知らない人には全く見当もつかないことかもしれませんが、
唐辺葉介さんというのは、アダルトゲームのライターである瀬戸口廉也さんの、
小説家としてのペンネームになります。

まぁ私は熱烈なファンってわけでもないので、
詳しいところは他所のファンサイトか何かに委ねますが、
本作は元々小説として出される予定だったのが発禁処分になり、
それでデジタルソフト化されて発表にこぎつけた作品でした。

<感想>


人物はシルエット表示なものの、一応背景や音楽もありますので、
ゲーム扱いもできるのでしょうけどね。
あんまり効果的に使われているとも思えないし、
本当に小説を読む感覚でいた方が良いのでしょうね。

ゲームとして難があるだけでなく、
デジタルの書籍としても読みやすさや操作性に難も多いので、
何とも中途半端な代物にも見えてしまいますが、
そもそも出版ができなかったのだから、仕方ないと考えるしかないでしょうか。

物語は関係者の供述という形で過去形で進行していき、
これがどうも上手くいっていないのか、
淡々と設定をはき出しているだけのような味気なさを感じてしまいます。

発禁処分と言われると、どんだけ過激なんだよと、
それでつい興味が沸いてしまったのですが、
確かに不幸な話はあるものの、それほど濃いとは言えない内容でして。
ラノベでイラストを付けて子供向けに出すには無理があるのだろうけれど、
一般小説でなら何ら問題ないレベルですし、
作品の構造的にも一般小説と比べるのが一番近いのだと思います。
そしてその観点で言うのならば、正直物足りないよなと。

<総合>


普通すぎて拍子抜けしてしまったのですが、
最近増えた電子書籍の形式で出すことはできないですかね。
それだったら、もう少し快適に読めたのでしょうが。
著者の熱烈な信者なら楽しめるのでしょうが、
そうでないと微妙に感じてしまう作品でした。

ランク:E(駄作)

暗い部屋

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