『ドリームクロニクル』

『ドリームクロニクル』

『ドリームクロニクル』は2010年にカジュアルゲームとして発売されました。

オリジナルは2007年の『Dream Chronicles』であり、
本作は日本語移植版になります。

ドリームクロニクル

<概要>


ドリームクロニクルへようこそ!
ここは現実とファンタジーの境界線が存在しない超現実の世界。
<夢の国の妖精女王>リリスの不思議な呪いによって、
王国全土が深い眠りに陥ってしまった。
美しく幻想的な景色の中を主人公フェイと一緒に探検しながら、
行方不明になった彼女の夫を探し出し王国を眠りの呪いからよみがえらせよう!

32 種類の幻想的なレベル
18 種類の美しい風景
115 個のジュエル・ピース

<ゲームデザイン>


カジュアルゲーム上の分類としては「アイテム探し」になっているのですが、
ジャンルとしてはMYST系のADVになるのでしょう。

「アイテム探し」というと、通常は探す物が事前に提示され、
画面上からそれらを探すことになります。
本作も画面上からアイテムを探すのですが、探す物は事前に提示されません。
画面のあちこちをクリックしてアイテムを取得し、
そのアイテムを適切な場所に用いつつ、時にはパズルを解くことになります。
従って、MYST系ADVと考えた方が適切なのでしょう。

具体的なゲームプレイとしては、
移動したその画面内で必要なアイテムの取得と利用を行い、
或いは謎解きをすることになります。

ADVとはいうものの、あちこち移動することはありません。
取得したアイテムはその画面内で使用しますし、
目的が達成できなければ次にも進めません。

この手のカジュアルゲームにはヒント機能もよくあるのですが、
本作にはその機能がありません。
そのため難しそうにも思うのですが、画面内で完結しますので、
少し考えれば大抵は何とかなるでしょう。

先に進むだけなら特に難しくもないのでしょうが、
ジュエルピースが小さいので、
これも完全に収集しようとすると、ちょっと厄介かもしれませんね。

MYSY系ADVとしてはシンプルな構造であり、
ボリュームも少ないために小粒な印象を受けました。

<世界観>


本作の一番の特徴は、美しく幻想的なCGと、その世界観になるのでしょう。
MYST系ADVではファンタジーは非常に多いのですが、
カジュアルゲームのアイテム探しという分野ではファンタジーは多くないですし、
日本語で遊べるMYST系ADVは最近はほとんどありませんからね。
そういう意味では、意外に貴重なのかもしれません。

<総合>


2007年のカジュアルゲームという基準で考えるならば、
十分に良く出来た作品だと思います。
しかしMYST系ADVとして考えた場合であるとか、
本作が翻訳された2010年の基準で考えると、
ゲーム性のシンプルさやボリュームの少なさは物足りないのかなと。

世界観や雰囲気をどう感じるかは、結局は人それぞれになります。
サンプルCGを見て、この雰囲気が好きになれれば楽しめるのですが、
興味が持てなければ楽しめない類の作品だと思います。
おそらく、一般的には女性の方が楽しめそうですね。

個人的にはゲームとしての物足りなさはあるものの、
この雰囲気は十分に堪能できたことから、
2007年基準で佳作としておきます。
まぁ、こういうのは世界観を気に入るかで印象が変わりやすいので、
サンプルCGを見て雰囲気が好きになれそうであれば、
プレイして損はしないと思いますね。

ランク:C-(佳作)

ドリームクロニクル

関連するタグ WIN /ADV /HOG /


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