『カスタム隷奴』

『カスタム隷奴』

『カスタム隷奴』は1999年にWIN用として、
Kissから発売されました。

カスタムにこだわり続けるKissのデビュー作となった作品でした。

カスタム隷奴

<概要>


理想のヒロインが見つからないならば、自分で作ってしまおう。

ということで登場したのが、93年の『カスタムメイト』でした。
カスタムメイトシリーズは3作目まで発売されたのですが、何れもPC98用です。

windowsになったらもっと凄いのが出てくるのではと待っていたところ、
これが中々出てこなかったわけでして。
ようやく出てきたのがKissのデビュー作となる『カスタム隷奴』でした。

もっとも『カスタムメイト』が理想の恋人や妻を作るのに対し、
本作は調教して権力者に差し出すための女の子を作ります。
調教対象を作る点で、ちょっと違っていたのです。

今だったら、また恋愛対象のヒロインを作る作品がでてきやすいでしょう。
調教系と組み合わせ、差し出すためのヒロインを作るというコンセプトは、
調教ゲームが元気だった90年代後半ならではの発想とも言えるでしょうね。

<ゲームデザイン>


さて、カスタム系の作品ですので、まずはヒロイン作りからです。
年数が経ってPC98からwindowsになったこともあり、
カスタムできる範囲は広がりました。

ただ、パーツの組み合わせであることに違いはなく、
特に表情などはどれも同じに見えてしまいますからね。
まだまだ発展途上中と言えたのでしょう。

ヒロインを作った後は、ちょっとした調教SLGみたいな感じですね。

この作品が画期的だったとすれば、
インターネットを利用したプラグインやバージョンアップの配布なのでしょう。
ネットが少しずつ普及しだして、
利用できる人も増えていったこともありますし、
ブランドも一つの作品を長く楽しんでもらおうと、
いろんな方法を模索し努力し続けていたように思います。

普通のブランドは設立時に勢いよくソフトを発売し、
次第にリリース間隔が広がっていくものです。
もう何年も新作を出さない、かつての人気ブランドとか一杯ありますから。

でも、Kissは逆なんですよね。
今はKISSも「~パック」みたいなのを含めれば、毎年何かしら発売しています。
しかしデビュー作の本作は99年であり、
一応同じ年にアペンドディスクも出ますが、次の2作目は2003年です。
一つ一つはもう覚えていないのですが、
その間は本作を長く楽しんでもらうための努力に割いており、
工夫することで一つの作品を末永く楽しんでもらおうとした気持ちは、
このデビュー作から4年という年月からも伝わってくるのではないでしょうか。

<総合>


個人的な感想となりますと、やっぱり顔が似て見えて飽きるのも早かったし、
ストーリー性のようなものもなかったですからね。
ネットでのデータ配布によりずっと楽しめるかとの夢も一瞬抱きましたが、
当然ながら限界もありましたしね。
この作品自体は多くの可能性を有しつつも、
それ以上に未完成な部分も多かったということで、
ここでは一応佳作としておきます。

でも、作品に対する姿勢は好ましく見えましたし、
デビューから10年以上経っても初志貫徹でカスタム系にこだわる姿勢は、
素直に凄いなと思います。
こういうのは最新作をやった方が面白いので、
今から本作をやる人はいないだろうし、やってみて欲しいとも思いません。
メーカーも新作を買ってもらった方が嬉しいでしょうし。
だから今となっては資料的意味合いしか残らないのかもしれませんが、
ネットも利用した新しい形のカスタム作品が出てきた瞬間でもあり、
当時はインパクトがあったものです。

ランク:C(佳作)

カスタム隷奴

関連するタグ WIN /SLG /


  面影レイルバック      ヤミと祝祭のサンクチュアリ   それでも妻を愛してる2
カテゴリ「1999」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/2096-a22cf29d
| ホームへ戻る |