『ミステリー島の秘宝:幽霊船に潜む謎』

『ミステリー島の秘宝:幽霊船に潜む謎』

『ミステリー島の秘宝:幽霊船に潜む謎』はカジュアルゲームとして、
2011年に発売されました。

オリジナルは同年に発売された、
『The Treasures of Mystery Island: The Ghost Ship』であり、
本作は日本語移植版になります。

ミステリー島の秘宝:幽霊船に潜む謎

<概要>


60 年前・・・マーガレット号が太平洋に浮かぶサンタロッサ島の近くで遭難した。
現在・・・主人公のもとにサンタロッサ島で幽霊が住民を襲うという幽霊騒動の、
調査の辞令が届いた!
さらにその島に住む親友のジェニーが、行方不明になってしまった。
明かされる数々の謎、ジェニーの行方そして幽霊事件の結末とはいったい?!
キミはこのアイテム探しゲームで島を脅かす幽霊を調査し、
幽霊騒動の真相を明かすことができるのか?

・全4章
・60のロケーション
・洗練されたヒントシステム
・分かり易いチュートリアル
・15種のミニゲームを収録

<ゲームデザイン>


カジュアルゲームの分類としては、アイテム探し(HOG)に分類されています。
もっとも、多数の目的物が提示され、それらを探し出すという、
いわゆるアイテム探しは存在しません。

あちこち移動しつつアイテムを取得・利用し、
時にはパズルを解きながら絵や物語を楽しむということで、
基本的にはMYST系のADVになるのでしょう。

上記のようにゲームの進行としては、拾ったアイテムを別の場所で使用し、
パズルを解くことで進んでいきます。
パズルはスキップ可能で、ヒント機能もあります。
瞬時に移動できるワープ機能はないのですが、
マップで現在位置及び、次の移動先を知ることはできます。

アイテムはそのままの形で落ちていることもありますが、
基本的にはバラバラになっています。
そのため、画面内から必要な破片を探し出すことになります。
従って、いわゆるジャンルとしてのアイテム探しではないものの、
部分的な要素としてはアイテム探しも含まれています。

この手のゲームをやる場合、
MYST系ADVの劣化版にならないような工夫がなされているかを、
個人的には重視しています。
本作では基本はMYST系のADVでありながらも、
アイテム取得の場面でアイテム探しの要素を上手く織り込んでいます。

またMYST系の多くに見られる弱点として、
一画面内で行えることが少なく寂しいというものがあります。
本作ではその弱点に対し、アイテム探しを加えることでカバーしており、
終始だれることなく楽しむことができます。
MYST系とアイテム探しを上手く融合しており、バランスも申し分なく、
ゲーム性という部分で秀逸なADVだなというのが、率直な感想です。

<グラフィック・世界観>


グラフィックは手描き風です。
カジュアルゲームとしてはよくある手法なのですが、
従来のPCのMYST系ADVには少ない手法ですので、
そういう意味では珍しい方なのかもしれません。

どうもサンプルの画像が良くないので、
サンプルだけだとグラフィックに期待できないように思えるのですが、
実際はしっかり描き込まれているので満足度も高いです。

<ストーリー>


幽霊と書いてあるので、ホラーっぽい雰囲気を想像する人もいるでしょう。
求める物を与え成仏させるという意味で幽霊はでてきますけどね。
作品としては、真実を突き止めるミステリーという感じでしょうか。

<総合>


非常に良く出来た、完成度の高いゲームです。
欠点らしき欠点はありません。
私は完成度より本作ならではという個性を重視するところ、
シリーズ3作目ということもあり、
本作の場合は突き抜けた長所が足りないかなということで、
総合では名作に近い良作としておきます。

しかしながら、完成度を重視する人がこれを名作と呼ぶならば、
その意見は十分に理解できますし、理屈抜きにストレスなく楽しめる良い作品でした。

ランク:B(良作)

ミステリー島の秘宝:幽霊船に潜む謎

ミステリー島の秘宝 幽霊船に潜む謎

関連するタグ WIN /HOG /ADV /


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