『infinity』

『infinity』

『infinity』は2000年にPS用として、
KIDから発売されました。

影崎夕那さんの絵でオリジナルということで期待したのですが、
いろんな意味で話題性だけは高かったのかなと。

infinity

<概要>


当時はまだ移植物が多かったKIDのオリジナルADV。

4月1日から6日までを繰り返すループものであり、
影崎夕那さんが原画を担当したことでも注目を浴びました。

<ゲームデザイン・グラフィック>


ジャンルはノベル系のADVになります。

本作は構造上オールクリアが求められるのですが、
初回版はバグでクリアできませんでした。

ループから抜け出すのが目的なのに、
ユーザーを閉じ込めてループさせてどうするんだよと、よくネタにされてましたね。

原画は影崎夕那さんで、ここは期待通りでした。

<ストーリー>


上記のように、ストーリーはループ物です。
5人のヒロインがいまして、4人をクリアすると、
最後の一人がクリアできるようになります。

途中までは面白く良かったと思うのですが、
肝心の締めとなるルートが壊滅的に駄目でした。
最近のネタで説明しますと、
ココロコネクトドッキリ事件をやっちゃったみたいな感じです。
途中までは面白かったのに、何でこんな馬鹿な展開にしたものやら。

結局きちんとしたオチのようなものは用意されておらず、
どうやらリメイク品の『NEVER7』で語られたようです。
もっとも私はこれに2度もお金をかけたくなかったので、
リメイク品の方はやっていないのですけどね。
だから本当にきちんと完結したのか知らないのですけれど。
従って本作は、公式も認める未完製品ということなのでしょう。
もし本作を激安で見かけたとしても、
どうせなら『NEVER7』をやった方が良いと思います。

<総合>


どこに重点を置くかでも異なるのですが、
ラストを大事にする人には合わないでしょう。
ラストは残念でも途中まで十分楽しめればそれで良いよって人なら、
結構楽しめると思うのですけどね。

個人的には作品としては最後でガッカリしたのも確かなのですが、
それでも私は次の『EVER17』よりはずっと楽しかったです。
絵が好みというのもありますが、他にも途中までなら楽しめたのが1点。

それともう1点は、SFとかミステリーとか、
こういう作品は主人公の認識とプレイヤーの認識を一致させるべきで、
主人公が分かりうることはプレイヤーに伝えるべきだと思うのですよ。
本作はまだそれが出来ているのですが、『EVER17』はできていないですからね。
すぐに気付きうることまで黙っているなんてのは単なる詐欺であり、
叙述ものとしても最低だと思うのですよ。
オチでガッカリという点では両者とも同じなのですが、途中まで楽しめた点など、
本作で出来ていたことが幾つも『EVER17』では劣化しているので、
つい本作の方がまだマシだったよなと思ってしまうのです。

ランク:C-(佳作)

infinity

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