『欲望の牢獄』

『欲望の牢獄』

『欲望の牢獄』は2008年にWIN用として、
PUZZLEBOXから発売されました。

シナリオに和泉万夜さんがおり、
原画が川合正起さんということで期待した作品でした。

欲望の牢獄

<概要>


主人公の湯築恭介は、中堅商社に勤務するサラリーマン。
所属部署の部長が不正を働いているのを知り動き始めた矢先に、
部下のOLの裏切りにより不正の責任をその身に押しつけられた挙げ句、
懲戒解雇という最悪の形で職を失う。

追い詰められた主人公は復讐を決意。
そこで社長の娘、上司の妻、自分を裏切ったOLの3人を監禁調教することに。

<ストーリー>


ちょっと説明のしにくい作品ですね。
流れ自体は非常に単純で、主人公が順次ヒロインを拉致監禁し、
調教をしていくというものです。

ただ、相手が復讐されている認識を欠いているために、
復讐ものと言われると少し違うよなとなってしまいます。

調教ゲーとして捉えた場合、ヒロインは特に激しく拒み続けているわけでもなく、
むしろ途中から捨てられることを恐れるキャラさえいます。
また主人公自身が言うように、逃げる気になれば逃げられる環境であり、
主人公がこういう風にしたいというのもないので、
全体的に調教ゲーという感じもしないのです。
かと言って即堕ちの駄目な作品とも言えないから、ややこしいわけですね。

偶然発生した出来事に対し、どういう反応を示すのか。
主人公は復讐のために陵辱をするのですが、
思いのほかヒロインらに好かれることになります。
しかし悪い行為をしたことには変わりはなく、
エンディングで相応の酬いを受けることになります。

ヒロインらは被害者であり、最初は拒否しているものの、
主人公との接触により自身が常日頃望んでいたものを得られることで、
次第に主人公へと想いを寄せていきます。
しかし最後で主人公を失い、主人公との出会いで得たものを糧に、
新たな一歩を踏み出すことになります。

ミドルプライスということもあり作品自体のボリュームが少なめなので、
ストーリーそのものは控えめです。
だからこれ以上こちらが勝手に妄想することはしませんが、
もう少し対比に関して掘り下げれば、化ける可能性もあったのかなと。
物足りなさもあるのですが、それ以上に勿体無いなという印象でした。

<グラフィック>


原画は川合正起さんで、個人的には好きな絵柄です。
CG枚数も価格相当分がありますので、分量的にも問題はないでしょう。

尚、一応アニメーションもあるのですが、
ほんの数ヶ所程度ですので、あくまでオマケ感覚に捉えた方が良いでしょう。

<ゲームデザイン>


ジャンルはノベル系のADV。
実質的には一本道の作品になります。

ザッピングものと書いてあるのですが、
自由に視点を変更できるわけでもないので、これはザッピングものではありません。
どうも最近はシステムの意味を理解していないクリエイターも増えていて、
困ってしまうのですけどね。
途中で視点か変わるということで、これはマルチサイトシステムの作品です。

尚、マルチサイトとしての効果なのですが、
同じ場面の視点違いでCGが重複されることも増えますし、
複数の視点を示す必要性を感じる場面も少なく、
あまり有効的に活用はできていないように思います。
むしろ視点追加時の演出が煩わしく、全体ではマイナスに作用しかねないでしょう。

<総合>


いろいろ物足りない点もあるのですが、基本的にキャラは好きでしたし、
普通の陵辱ゲーとも毛色が異なるので、個人的には結構楽しめました。
お嬢様の大股開きなどマニアックで好みなシチュはあるものの、
一般的に過激とされるシチュがあるわけでもないので、
普通の抜きゲーを求める人が満足できるとも限らないのでしょう。
むしろライターのファンで、一見すると陵辱ものっぽいのだけれど・・・ってタイプの、
ちょっと毛色の異なる作品を望むような人に向いた作品だと思いますね。

ランク:C(佳作)

欲望の牢獄

ダウンロード版
欲望の牢獄DL

関連するタグ WIN /ADV /ノベル系 /


  面影レイルバック      ヤミと祝祭のサンクチュアリ   それでも妻を愛してる2
カテゴリ「2008」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/1954-9726d243
| ホームへ戻る |