『宇宙駆けるビジネスマン』

『宇宙駆けるビジネスマン』

『宇宙駆けるビジネスマン』は1990年にPC98用として、
全流通から発売されました。

宇宙と書いて「そら」と読みます。

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<タイトルとか>


何だか妙にマニアックかもしれない本作。
タイトルは『宇宙駆けるビジネスマン』であり、
「うちゅう」と読んでしまう人もいるかもしれませんが、
宇宙と書いて「そら」と読みます。

私なんかは、素で「そら」と読んでしまいがちですけどね。
宇宙と書いて「そら」読む、
何たってガンダム世代ですからw

タイトル画面にリゲインと思えるドリンクがあり、ふと思い出したことがあるわけでして。
三共(現・第一三共ヘルスケア)の栄養ドリンクに、「リゲイン」があります。
最近は飲んでないのですが、まだありますよね?
その「リゲイン」のCMソングとして、89年に「勇気のしるし」という歌が起用されました。
CMソングながらそのインパクトで人気を得、オリコンでも最高2位、
年間でも16位の売り上げだったそうです。

「黄色と黒は勇気のしるし 24時間戦えますか~」って、
たぶん覚えている人も多いのではないのかと。
っていうか、当時のTVを見ていた人ならば誰でも覚えていますよね。
凄いブームになっていましたから。
本作が90年なので、絵柄がそれなのも関係しているかもしれません。

さて、当時『コロコロコミック』と並び人気のあった月刊誌に、
『コミックボンボン』がありました。
2007年に休刊になったので、知らない人も増え始めているかもしれませんけどね。
時期的なものも関係しますが、80年代後半から90年代半ばまでは、
藤子不二雄作品が好きならコロコロ派で、
ガンダムが好きならボンボン派って感じでした。

そのボンボンで『爆笑戦士! SDガンダム』って漫画がありまして、
ガンダムシリーズに登場するキャラをSD化したギャグ漫画だったのです。
当初は少し傾向が異なったようなのですが、
途中から「ぷっつんかみーゆ」が目立つようになり、
事実上の主人公のような存在になりました。
私が本格的に読み出したのも、「ぷっつんかみーゆ」が目立ってからです。
その「ぷっつんかみーゆ」が作中で歌った歌詞に、
上記の「勇気のしるし」の替え歌があったんですね。
細かい部分までは忘れてしまいましたが、
出だしの「おめめの星は馬鹿のしるし 24時間馬鹿やれますか~」ってのが、
何故か今でも覚えているわけでして。

目の中の星。
今だったら「みさきち」こと「食蜂操祈」になるでしょうか。
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性格と能力は下衆いかもしれませんが、巨乳金髪美少女は最高ですよね。
今ならそんな美少女が連想されるのでしょうが、
90年代半ばまでならカミーユないしぷっつんかみーゆだったのですよ。
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何だかえらい違いですねw
全然関係ない話で申し訳ないのですが、
記事を書くにあたり、妙に懐かしく思い出されたものですから。

余談ついでに、もう一つ。
「コナン」のつくタイトルも、世代によって連想されるものが3種はありますね。

<ストーリー>


さて、肝心の本作のストーリーなのですが、
主人公はタイトル通り、宇宙をまたにかけるビジネスマンです。
とある惑星に地下資源の採鉱権を買い付けに来たのですが、
2人の女王の片方は誘拐され、もう片方は呪術で話せなくなっています。
これではノルマをこなせないということで、
主人公が女王を助けに向かうことになります。

お姫様を救えってことで、また途中の困難を乗り越えてってことで、
大雑把にはファンタジーの王道的な設定でもありますが、全流通が作る作品だけあって、
美(?)少女満載の軽くて少しお馬鹿なノリになった作品です。

<ゲームデザイン>


これまでの全流通はノベルゲーを作ることが多かったのですが、
本作はコマンド選択式のADVになっています。
コマンドは「みる」とか「きく」といった汎用タイプで、
動詞を選択した後に名詞を選択することになりますから、結構数も多いです。

またゲームオーバーもありますので、
コマンド選択だからといって油断もできません。

人によっては、ようやく本格的なゲームらしくなったと感じるのでしょうね。
しかし個人的には、総当りと揶揄されるようなしつこいコマンド選択式は、
あまり好きではないのです。
本作はそこまでしつこくはないのですが、
過去作のようなノベル形式で出してくれた方がサクサク進めるので、
個人的にはありがたかったかなと。

<グラフィック>


グラフィックは良かったり悪かったり安定しないブランドですが、
今回は悪い方だったのかなと。
塗りは良いと思うのですが、原画が少し崩れた素人っぽさを漂わせ、
その時点でこれ駄目だ臭を漂わせてしまっています。
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特徴的なのはテキスト欄で、画面の左下だったり右下だったり、
或いは下部全体だったり時には上部にあったりと、固定されていません。
その場に応じた可変式となるのですが、
全体的にグラフィックを尊重しつつも、
比較的多めのテキストを読ませられるように設計されています。

<総合>


作品そのものに関しては、テキスト欄の配置の方法以外には、
それほど目立ったところはないのかなと。
そういうわけで佳作としておきます。
余談ばかりで申し訳ないですが、
連想ゲームのようにそういうことが書きたくなる作品だったものですから。

ランク:C(佳作)


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