電脳学園4 エイプハンターJ

電脳学園4 エイプハンターJ

『電脳学園4 エイプハンターJ』は1991年にPC-98用として、
ガイナックスから発売されました。

当時のガイナックスの尖り具合を象徴する、
設定のぶっ飛んだ奇抜な作品でしたね。

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<概要>


猿害・・・それは猿による害のこと。
オゾン層の破壊とそれに伴う紫外線の増加により、
急速に知能の発達した猿が増加。
人間社会にとけ込もうとした猿は、各地で混乱を引き起こしていきます。
例えば、田中○栄の飼っていたペットの猿は自らを竹○登と称し、
主人を病気にさせ代わって総理に君臨、
消費税なる悪法を制定してしまうというように。

こうした混乱に対し、スポーツ平和党の猪○総理は、
エイプハンターと呼ばれる狩人を用いて猿狩りに乗り出します。
主人公はそのエイプハンターの1人として、
猿との戦いに臨むことになるのです。

よくこんなゲームが出せたと思うわけでして。
どこぞのガキの万引き事件(沙織事件)より、
ある意味もっとエグい気もするんだけどね。

<ゲームデザイン>


さて、電脳学園シリーズはADV要素の加わったクイズゲームであり、
本作はその4作目になります。
従って本作も、基本的にはクイズゲームになります。

もっとも大きなコンセプトは変わらないものの、
細かく見ると作品ごとに少しずつ変化していまして。
例えば1作目はクイズゲームが主で、
そこにつなぎとしてADVパートがあったって感じだったんですよね。

それがシリーズが進むにつれADVパートの比重が高まっていき、
本作ではかなりADV色が強くなっています。
前作あたりまではクイズ+ADVと言えたのでしょうが、
本作はADVにクイズ要素が加えられたもの、
即ちADV+クイズと思った方が無難かもしれません。

だから何を求めるかでも印象が異なりうるのであり、
純粋にクイズだけをやりたい人には面倒になったのかもしれませんが、
上記のように設定がぶっ飛んでいますからね。
馬鹿ゲーとしてストーリーも楽しめるようになったということで、
より多くの人が楽しめるようになったのではないでしょうか。

ところで、こうADV色が強いと書くとクイズはオマケっぽくて、
クイズ部分は退化したような印象を抱くかもしれません。
しかし実際にはその逆で、
これまでの○×方式と異なり本作では3択になっています。
内容もマニアックなものが多く、当時でも苦労しましたし、
おそらく今やったらもっと苦労するでしょうね。

<ストーリー>


ストーリー的には、主人公が理事長の依頼で電脳学園に潜入、
そこに紛れ込んだ猿を探し出すというものになります。
進化した猿は外見上は人間と差がないのですが、
お尻は赤いという特徴があります。
クイズバトルで勝利し、
相手を脱がせることで猿を見つけるのが目的となるわけですね。
タートルレディとか馬鹿げたキャラもいましたが、
ノリが良くADVとしても楽しい作品でした。

因みに、本作には付録がついていまして、
その名も「高校生の現代社会科 猿害の実際」という、
いかにも日本史の教科書っぽい冊子でした。
今はリンク先で読むことができますので、
興味のある人は読んで見てください。
よくこんな冊子を作ったと、感心してしまいますから。

ただ、歴史上の人物や出来事をパロっていますので、
そっち方面に神経質な方は見ない方が賢明かもしれません。
その点だけは各自で判断・注意をお願いします。

<グラフィック>


さらに、本作では眠田直さんが総監督を務めていました。
当時のペンネームは「みんだ☆なお」でしたっけか。
グラフィック等も良かったように思います。
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<感想・総合>


まぁ、私は偏見がないと言えば嘘になってしまいますが、
若干クイズ系ゲームの評価はからめです。
それで本作に対しても最初は良作止まりと考えていたのですが、
冊子も含めた世界観の作りこみも考慮して、
これはこれで名作扱いで良いのかなとも思います。

初代電脳学園は宮崎の条例にも引っかかった曰くつきの作品であり、
3作目では自社アニメの人気キャラを脱がせています。
そこに加えての、この作品なわけですからね。
この頃のガイナックスの尖り具合は半端ないです。
私の友人にも熱狂的なガイナックスの支持者がいましたが、
それも分かるような気がした作品でしたね。

ランク:A-(名作)

PC-9801 3.5インチソフト 電脳学園4 エイプハンターJ

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