The Elder Scrolls 3 Morrowind

The Elder Scrolls 3 Morrowind

『The Elder Scrolls 3 Morrowind 』は、
2002年にwin用として発売されました。

並のRPGをはるかに凌駕した広大なフィールドを特徴とする、
自由度重視のRPGであるTESシリーズ。
本作はそのTESシリーズの3作目にあたります。

ゲームジャンル:RPG
Morrowind

TESシリーズはこれが3作目になりますが、1が94年で2が96年。
前作である2から6年もの歳月が経ってしまっています。
もう続編はないだろうって思ってただけに、
まずは発売されたこと自体が驚きでした。

TESシリーズは次の4作目と5作目は日本語化されましたが、
それまでの作品は日本語化されませんでした。
なので本作も日本語版がなく、英語版でのプレイになります。
しかしそのわりにはと言うか、英語オンリーのゲームの中では、
かなり日本人にも遊ばれた作品ではないでしょうか。

自由度重視のRPGが他にもある中で、あえて英語の本作が支持された理由。
それは第1にグラフィックにあったのだと思います。
発売された2002年当時にあっては、
間違いなく世界最高水準のグラフィックだったでしょう。
昔はADVの方がRPGよりもグラフィックが良かったのですが、
この頃から逆転しだしましたからね。
なのでRPGの最高が非アクション系の最高も兼ねる時代になったわけです。
そのグラフィックで広大なフィールドが構成されているわけですからね、
これは冒険が楽しくなるってものです。
次はどんな世界が待ち構えているのだろう、
次の街まで進んでみようという、
RPGを初めてプレイしたときの感覚が蘇ってくるかのようでしたね。
ある意味、冒険モノの基本・本質をとても大事にした作品でした。

ところで、本作は普通のRPGよりはるかに広いマップを有しますが、
それでも前作よりは狭くなっています。
とにかく広さだけを求める人には、
その意味ではマイナスと言えるでしょう。
しかし悪く言えば、前作はただ広いだけでとても味気ないものでした。
本作は前作よりイベントや住人たちに力が入れられており、
狭くはなっても、その分濃密になりました。
容器の大きさだけでなく中身も大事だよねって人には、
間違いなく本作の方が楽しめるでしょうね。
どっちを好むかは、後は完全に好みの問題でしょう。

それとその濃密さやグラフィックと密接に関連する話ですが、
描き出される世界観が好きでした。
ちょっと変わっている雰囲気だし、
こういうのは個人の主観でも変わりますが、
TESシリーズで一番世界に魅力を感じたのはこれでしたね。
元祖の1、広さの2、世界観の3、
映像の4、完成度の5ってとこでしょうか。

かように、グラフィック・自由度・広大さでは、
本作は同年代の他のRPGを全く寄せ付けません。
ただ、問題はそれ以外の面ですね。
自由度重視故に、ストーリー自体は淡白です。
自由度重視のRPGとしても、クエストの練りこみとか、
内容的な面でもBGとかが好きな人にはやや物足りないでしょうし。
戦闘はマウスをグリグリ動かすアクション系で、
そのために私の本来的な守備範囲から外れてしまいました。
(なので、ランク表示はありません)
もっとも、私個人の事情は除いたとしても、
この単純な戦闘はシリーズ通じてのマイナス要素だと思います。
(スカイリムはまだ未プレイなので、よく分かりません。
作品ごとに少しずつ改善されているので、
もしかしたらかなり良くなっているかもしれませんけど。)

シリーズ全般に言えることですが、とにかく極端な作りです。
どれだけ褒めても合わない人は合わないでしょう。
本作がやや弱いと思われるストーリーや戦闘要素は、
日本人が最も求めやすい要素ですしね。
でも全ての日本人がそうであるとは限らないわけで、
グラフィック・自由度・広大さ・ボリュームなんかを求める人には、
本作は本当に最高とも言える作品だったのではないでしょうか。
オブリビオンやスカイリムが日本語化されるのは非常に喜ばしいですし、
今プレイするなら最新のが良いのでしょう。
でも、これ凄いな~って驚きは、本作が一番だったかもしれませんね。



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