「淫落遊戯」と「フィジカルメッセージ」 (向正義)

「淫落遊戯」と「フィジカルメッセージ」 (向正義)

向正義さんの作品は好きで良く読んでいるのですが、
今回は初期の代表作である『淫落遊戯』と『フィジカルメッセージ』について。

というか、主にエステシア王女の話になります。

誰しも好きな属性はあると思うのですが、
個人的には高貴な女性というのがかなりツボだったりします。
ゲームなんかでもお姫様ものとかお嬢様ものとかがあると、
つい注目してしまいますからね。
そんな属性を持っている人で成年向け漫画も読む人ならば、
おそらく向正義さんの名前を知っているのではないでしょうか。
ここ数年は他人のトラブルに巻き込まれたみたいで活動が停止していましたが、
この属性に関しては代表的な方だと思いますしね。

特に得意とするのは芯の強いお姫様が陵辱され、
次第に堕ちていく系統になります。
絵柄が好きな上にストライクゾーンのど真ん中なので、
かなり好きな漫画家なんですよね。
今ならば、代表作を聞かれたら『GUILTY SACRIFICE』シリーズの名を挙げます。
GUILTY SACRIFICE【胎動編】

『GUILTY SACRIFICE』は全2巻ですし、
ストーリー性を持たせた作品が多いことから、
近年は複数巻にまたがる作品が増えています。
しかし初期の頃はシリーズものでない作品が多く、
その頃の代表作となると『淫落遊戯』が思い浮かびます。

高貴で芯の強い女性が犯られる系統が好きで単行本も全部集めたのですが、
その中にはこの本を読むまで、
何が良いのかサッパリ理解できなかったシチュの話もありました。
たぶん誰でも、何でこんな属性を好きな人がいるのかが理解できない、
こんな話は誰得なんだよって思うジャンルはあると思います。
好きなジャンルで楽しめれば当然満足できるのだけれど、
好きなジャンルゆえに未知の衝撃に出会う可能性は少なくなってしまいます。
逆に嫌いだったり理解できないジャンルのはずが、
ある作品によってその良さを理解できるようになった場合、
それは自分にとって未知の世界が開いた瞬間ですから、
とても印象深くなるのではないでしょうか。
私にとっての『淫落遊戯』も、
そのような新たな楽しみを見出させてくれた1冊だったのです。

収録内容は『愛という名の…』前・中・後編、『若気の情景』、『心の城壁』、
『賛えられる女』、『NONGLORY HEROINE』前・後編、
『NOBLE MERCHANDISE』前・中・後編になります。

どの話も良いのですが、『NONGLORY HEROINE』と『NOBLE MERCHANDISE』は、
エステシア王女が主人公になります。
エステシア王女は鬼姫として勇猛さでも近隣に名を馳せた王女です。
その分、国内でも疎んじる貴族がいるわけでして。

まず最初の『NONGLORY HEROINE』ですが、
物語は王女の部下であるハルバドスが王女そっくりの市民を見つけ、
金で城内に連れてくるところから始まります。
そしてその王女そっくりの市民を調教師が調教し、
乱交パーティの場に連れて行きます。
参加者らは最初は驚くのですが、城のバルコニーに王女がいることから、
やっぱりこれはそっくりさんだと落ち着きを取り戻し、
皆でやってしまうわけですね。

ところが、実はバルコニーにいたのがそっくりさんであり、
パーティに連れて行かれたのが本物の王女だったわけでして。
それを全部仕組んだのも王女なのです。
常日頃、周りから恐れられている王女ですが、実はとんでもないビッチでして。
自分とはばれずに輪姦されるシチュエーションを作ったということです。

それまでビッチな女性とか、誰とでもやるような女性というのは、
私が最も苦手とするものでした。
それこそ、そんな属性って誰得なんだよって思ってましたからね。
でもこのエステシア王女の話を読んで、
ビッチも良いなと思えるようになったわけでして。
それで個人的に印象深い作品となったわけですね。

次の『NOBLE MERCHANDISE』では、今度はまたもやそっくりさんに扮したまま、
人身売買のオークションに出品されることになります。
当初は自分にどのくらいの値がつくのか知りたいだけで、
最終的には腹心のハルバドスに落札させることで済ませる予定でした。
しかしオークション開始前に品定めにきた国王が、
自身の娘のそっくりさんがいることを知り、無理やり即決で落札してしまいます。
これによって王女は父親のものになってしまい、
実の娘と知らない国王によって調教されることになります。
なので、こっちは近親ものの傾向が強いですね。
実の親娘が通じ合うことに懸念を示すハルバドスに対し、
ニッコリと微笑みながら「・・・あなた、何もわかってないのねぇ」
「それが・・・イイんじゃないの」と言って終わったシーンは、
とても印象的でした。
淫落遊戯

これですっかりエステシア王女のファンになってしまったのですが、
実はエステシア王女は以前にも登場しています。
単に私が先に『淫落遊戯』を読んだということですね。
で、その最初の作品が『フィジカルメッセージ』になります。
尚、『フィジカルメッセージ』が96年で、『淫落遊戯』が99年発売とのこと。

『淫落遊戯』は正確にはエステシア王女の魅力に惹かれたのであり、
ビッチも良いなと思えるようになったのは、
この『フィジカルメッセージ』があったからとも言えるかもしれません。

こちらはもっと露骨でして。
エステシア王女が牢獄を訪れ囚人らを挑発します。
そして自分に勝てたら好きにして良いと。
囚人らは王女に襲い掛かるのですが、王女に返り討ちにあいます。
でもその囚人の中にハルバドスが混じっていて、
演技で王女はのされてしまいます。
そこからは王女が囚人らにまわされてしまいます。

その後のエピソードでは、それを覗いていた兵士らにまわされるわけで、
これも王女が仕向けたことです。

次々に自分がまわされる状況を作り出し、
事が済んだら口封じで皆処刑してしまうと。
何とも凄い女性ですね。すっかり新しい属性に目覚めてしまいましたよ。

この作品には他にもエピソードがあって、
王女がまだ小さな時で、誘拐されてしまうのです。
その王女の盾となり誘拐犯らにまわされてしまうのが、
後のハルバドスの妻になるアイリッシュでして。
まわされているはずなのに恍惚の表情を浮かべる姿を見て、
王女も多大な影響を受けて、後に目覚めたというわけですね。
王女だけでなく私まで影響を受けてしまった感じですけれどw

とにかくお気に入りの本です。
尚、本来なら時系列順に、
『フィジカルメッセージ』から読んだ方が良いのかもしれません。
しかし初期ということで、まだ絵柄が安定していなかったわけでして。
先に『フィジカルメッセージ』だと楽しみきれない可能性もあるので、
むしろ『淫落遊戯』を先の方が楽しめるのではないかなと、
個人的には思いますね。

フィジカルメッセージ


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どうもkatanさんとはエロの嗜好まで似ているようで何ともはや。(^^;
私も強い女性、高貴な女性を凌辱して堕とすみたいなパターンが大好きです。
といっても堕とした後はどうでもよくて、堕とすまでの過程やその反応が好きなんですね。
だから即堕ちだのビッチだのは以ての外であります。
私は二次創作小説サイトを開いているんですが、そこでもそういうパターンのお話ばかり書いてます。

私も向正義は好きなんですよ。
昔っから何となく気に留めていて、気がつくとほとんどの単行本は持っていました。
この人、最初は絵があんまり上手じゃなかったんですよ。
パースが狂ってたり身体バランスがおかしかったり、あり得ない姿勢になってたり。
でもねえ、銀竜の黎明で久々に見た時は衝撃を受けましたよ。
物凄く上手になっちゃった。
特に女体ですね、これはもう文句つけようがないくらいに上達していたと思います。
大げさに言えば、人間はここまで伸びるものなのかと戦慄しました。

でも銀竜の黎明は後半に行けば行くほど残念なものになってしまいました。
もう2巻までは満点に近い。3巻も悪くはない。
4巻は出たか出てないか知りませんが、雑誌連載の終盤、特に最終話には唖然としました。
あんなラストにしますかね、普通?
何があったかわかりませんけども、ご都合主義を見事に体現してしまったと言いますか、あそこまで出来がよかった作品を最後でぶち壊してしまいました。
呆気にとられるとはこのことです。
是非、3巻以降をやり直して欲しいくらいですよ。

銀竜の黎明の4巻はかなり待たされましたが、無事発売されていますね。
私も最初は凄く楽しめていたのですが、巻が進むごとに楽しめなくなっていって、ラストはあまり楽しめませんでした。2巻までなら最高だったんですけど。
なので銀竜の黎明が最新刊ではあるものの、オススメとしては名を挙げなかったんですよね。
で、かわりにGUILTY SACRIFICEを挙げたって感じで。
好きな漫画家だけに、今後の復活に期待したいものです。

>堕とすまでの過程やその反応が好きなんですね。 だから即堕ちだのビッチだのは以ての外であります。

やっぱり堕ちる過程って最高ですよね。堕ちないような人であればあるほど良いです。体は少しずつ反応してしまっても心は折れず最後まで睨みつけるとかってのも良いですね。

だからビッチや即堕ちが以ての外というのも凄く分かるところですが、私の場合はとにかく変なものも好きなわけでして。
嫌いを好きに変えてしまうような、そんな自分の思い込みを変えてくれる作品を求めていろんな物に手を出してしまうんですよね。我ながら変な性分だと思いますけどw

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