『ポッキー2』

『ポッキー2』

『ポッキー2』は1991年にPC88用として、
ポニーテールソフトから発売されました。

80年代に人気を博した『ポッキー』。
そのシリーズ第2弾になります。

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古い上に続編物ということで、まずは軽いおさらいとあらすじから。
舞台となるのはポッキー学園。
前作では男子と女子の校舎が分かれているという変則的な共学校でしたが、
「男子選抜女子パンティー争奪獲得杯」を経て、
両者を隔てていた厚い壁も撤去されました。
そのおかげで『ポッキー2』では、普通の共学校となっています。

そこに「怪人赤マント」と称する人物があらわれ、
女生徒を次々に襲うという事件が勃発します。
で、新聞部の女生徒3人が前作の主人公と共に、
事件の調査に臨むという感じのストーリーでした。

基本的にはコマンド選択式のADVで、
ドタバタ系のラブコメ物って感じですね。
学園を舞台としつつ、そこに事件が発生して・・・ってことで、
この頃にはわりと多いパターンだったでしょうか。

まぁ、このゲームをどう捉えるのかについては、
その人のゲームに対する姿勢次第という面が強いでしょうね。
つまりね、『ポッキー2』は前作から2年半も経っているにも関わらず、
ほとんど何も進歩していないのですよ。
ストーリーのレベルも雰囲気も、前作のノリそのままって感じなのです。

とは言うものの、確かにCGのレベルは前作より上昇しています。
しかし91年になり、周りがアナログ16色400ラインに移行してきていますからね。
幾らデジタル8色200ラインの中では最高峰と言っても、
見た目の有利性はなくなってきていると言えるでしょう。
相対的に見れば、前作ほどのインパクトがなくなっているわけですね。

前作はいろいろ問題もありましたが、
CGの良さとキャラの可愛さだけは別格でした。
今回もキャラは可愛いものの、
塗りではその絶対的アドバンテージがなくなったわけですからね、
評価としては下がると考えざるを得ないでしょう。
前作は良作としましたが、
私の普段の基準・考え方では佳作が精一杯となります。

というわけで、ここまでが私の感想であって、
こうした考え方はどのゲームでも常に一貫してきたつもりです。
ところで、本作の評判を見渡した場合、同じような感想が多いんですよね。
つまり前作と同じことをやっているけど、
周りが進歩した分相対的にスケールダウンしたと。
つまりね、後発な分だけCG等の技術的側面が進化したとしても、
同じことの繰り返しや2番煎じ3番煎じは評価しないよってことなのです。
この頃は常に新しい刺激や進化がありましたからね、
プレイヤー側もそういう姿勢にもなりやすかったのでしょう。
だから私には、戦国ランスが鬼畜王を超えることなどありえないし、
大番長が大悪司を超えることもありえないのです。
とっさに浮かんだ例がアリスばかりになってしまいましたが、
ノベル系にしてもマンネリな同じことの繰り返しは評価しないわけで、
私が近年のノベル系に厳しいのもそうした姿勢のあらわれなんですね。

ただ、世間一般は必ずしもそうでもないわけでして。
あるゲームの点数があって、その次のゲームが内容的に同レベルとします。
もっともその新作は後発な分だけ、
システム周りやグラフィックは進化しているわけです。
その場合の点数をどう判断するのか。
私を始め昔のポッキー2をやった層は、その新作に低い点をつけるでしょう。
でも、最近はそうでない人も多いですよね。
時代背景やその当時の基準など関係なしに、
昔のゲームより綺麗になった分だけ点数は上積みってのを多々見かけます。
仮にあるゲームが好きという点で一緒だったとしても、
そういう人と私とは根本的に考え方が合わないと言えるでしょうね。
まぁ、それについてとやかく言うつもりもないですが、
そういう今風の人が昔にもっといたら、
本作の評価は確実に上がっていたと言えるんじゃないでしょうか。
そういう意味では、本作のようなマンネリ路線は当時は不遇ともいえるわけで、
ゲームとしては出るのが遅すぎたはずなのに、
評価されるには出るのが早すぎたという、
何とも不思議な状況にも見えてくるのですよ。
ゲームの内容とは全然関係なくて申し訳ないのですが、
このゲームに下された評価を見るたびに、
そうした何ともいえない不思議な気持ちになるんですよね。

ランク:C-(佳作)

ポッキー2



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