『戦場のヴァルキュリア』

『戦場のヴァルキュリア』

『戦場のヴァルキュリア』は2008年にPS3用として、
セガから発売されました。

旧オーバーワークスがPS3で作った新しい作品ですね。

戦場のヴァルキュリア

新しいハードだからと言って、
必ずしも新しいことをする必要はないのかもしれません。
でも新しくハードを買ってそしてやっぱり買って良かったなと、
そう思わせてくれるゲームに出会うと、また違った思い入れが生まれます。

私は新しいものや変わったものが好きということもあり、
旧ハードで完成度は高まったけどマンネリに感じるものよりも、
新ハードで荒削りでも新鮮さを感じるゲームを好みます。
だから基本的に早めに新ハードに手を出す方だったのだけど、
PS3はそういう観点では長く苦しんだハードに思います。

いや、アクション系ではいろいろあったのかもしれませんが、
私は非アクション系のゲームしかやらないので、
あくまでもその観点での話になってしまうのですけどね。
だから一般論ではなく、私個人の観点であるとか、
非アクションゲーの範囲という観点での話ということです。
PS3というハードには興味があるけれど、
欲しいゲームもないしとりあえずプレイしても楽しめるものもなかった中で、
ようやくPS3らしさを感じることのできた作品が本作だったわけです。

ゲームジャンルはSRPG。
もっとも戦闘場面ではTPS風になっており、
アクション系が守備範囲外な私には、
ややグレーゾーンのゲームでもありました。
ド下手な私には難しかったけれど、
一般的には普通の範疇に含まれるゲームなのでしょう。
新鮮さもあるけれど、若干粗も見受けられるということで、
楽しめるけれどシステムだけで絶賛されるほどでもないってところでしょうか。

これはストーリーやキャラにも言えることで、
普通には楽しめるけれど、あまりプラスにはならない感じです。
制作がサクラ大戦を手がけた旧オーバーワークスということを踏まえると、
どうしても物足りなさを感じてしまいます。

つまりここまでなら、ごく普通に楽しめるゲームで終わっていたと思います。
それが普通で終わらず印象に深く残ったのは、
やっぱり演出面にあるのでしょう。
場を盛り上げるサウンドも良かったのですが、
水彩画風のアニメーションやグラフィックは単純に綺麗だったわけで、
この雰囲気はPS3だからこそだよなって感じさせてくれ、
ここのポイントが個人的には大きかったです。

そういうわけで非アクション系で、
初めてPS3らしさを感じさせてくれた作品でした。
やや守備範囲外でもあり、
シナリオ等に魅力を感じなかったので良作にしていますが、
名作と言われても何の違和感もない作品だったと思いますね。

ランク:B-(良作)

戦場のヴァルキュリア



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私はもともとPS3はBD再生用に買ったので、ゲームはそれまで全然やってませんでした。
いちばんの理由はやりたいゲームがなかったからに他なりませんが、そんな中で初めてプレイしたのがこれでしたね。
前評判も良かったし、SRPGだということで、私でも出来るかなと思ってやってみました。

特徴的なのはやはりグラフィックで、あの画でアニメーションするというのはやはり新鮮な気がしました。
セルともCGとも違う独特なものがあって、そこは大変に良かったと思います。
システム的にも面白かったです。
アクション要素があるというのは二の足を踏みましたけど、やってみるとアクション要素は飾りみたいなもので、反射神経や瞬発力を要求される類のものではなかったですね。
キャラを動かして照準させて撃つわけですが、TPSやFPSの要素は薄かったように思います。
だからこそ私でもプレイ出来たんでしょうけど。

問題点はストーリーとキャラおよび設定ですかね。
とにかく私が主人公にまったく感情移入出来ませんでした。
これにはまいりましたね、お陰で周回プレイする気になれなかった。
それとけっこう気に入っていたキャラだったエレノア大尉なんですけど、前大戦が終わっても軍に身を置いた理由があんなことだったなんてガックリですよ。
そんな私怨で部隊の指揮を執られたんじゃ部下はたまったもんじゃありません。

あとアリシアね。
まあヒロインキャラとしては悪くもないんだけども、SLG部に於いてはバランスブレイカーです。
とにかくスーパーな性能なので、彼女だけ育てれば(彼女の兵科ですね)万事OK。
極端な話、二周目なんかは育て上げたアリシアにオーダーを掛けまくって特攻させれば、ほとんどのシナリオは楽にクリア出来てしまいます。
これは何とかして欲しかったですねえ。

システムはそのまま活かして、キャラやシナリオ練り直してやり直してくれないかなと思いましたよ。
でも面白くないわけではなく、充分に楽しめたのは事実です。
それだけに惜しい一作でした。

年々、これは新鮮だな~と思えるゲームが減っていくだけに、グラフィックとは言え新鮮さを感じさせてくれたこの作品は十分に魅力的な存在ではあったんですよね。
それだけに、シナリオやキャラの弱さが勿体無く感じてしまうと。
このグラフィックやシステムでサクラ大戦並のキャラが用意できていたら、確実に名作扱いにしていましたしね。
とにかく惜しい作品でした。

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