ときめきメモリアル ドラマシリーズ Vol.1 虹色の青春

ときめきメモリアル ドラマシリーズ Vol.1 虹色の青春

『ときめきメモリアル ドラマシリーズ Vol.1 虹色の青春』は、
1997年7月10日にPS及びSS用として、コナミから発売されました。

ときメモのヒロイン、虹野沙希に焦点を当てた作品になります。


nijiiro03.jpg

ジャンル:コマンド選択式ADV

このシリーズは初代ときメモの人気キャラに焦点を当てたADVで、
第1弾のヒロインは虹野沙希さんでした。
キャラの存在感が抜群だったときメモだけに、
ストーリーを強化したADVでの登場はありがたく、
むしろ本編より期待した人もいたのではないでしょうか。

個人的に1番好きだったのは詩織だったのですが、
その次が虹野さんだったものですから、
こういう試みは面白いなと思った同時に嬉しくもあった作品でした。

さて、肝心の中身ですが、
ストーリー的には主人公はサッカー部員で、
レギュラーを目指しつつ虹野さんとの恋愛も成就させようというものでした。
大掛かりな派手さとかはないのですが、
テーマを絞ったことでコンパクトながらもよく出来ていたと思います。

この手のゲームは今ならまずノベル系のADVで出されるのでしょうが、
本作のゲームジャンルはコマンド選択式のADVで、
しかもボリュームも決して多くはありませんでした。
98年はまだコマンド選択式も結構ありましたが、
それでも少々時代遅れな作りのように感じてしまうかもしれませんね。
でもだからと言って、それがすぐに悪いと言うのではなく、
制作総指揮が小島さんということで、
小粒ながらもとても上手く作ってありました。

そもそも本作は、
一方ではときメモの人気キャラのファンディスクなのですが、
他方では『ポリスノーツ』のエンジンを利用した、
コナミのADVの流れを受け継いだ作品とも言えるわけです。

世間での評判とは異なるかもしれませんが、
私はそれほど『ポリスノーツ』に良い印象は持っていません。
その最たる要因は個性を感じられないからなわけですが、
他方でコマンド選択式ADVの作り方の上手さに関しては、
十分に賞賛に値するとは思っていました。

本作はその基本的な作りの上手さを維持しつつ、
ときメモという自社の作品から作ったわけで、
主観的な印象という面だけで言うならば、
むしろ『ポリスノーツ』よりも良かったりします。

また、本作はただの選択式ではなく、
サッカー部員の主人公という設定を活かし、
サッカーに関するミニゲームもありました。
これが地味に結構はまっちゃったりもしましたし、
何よりストーリーと密接に絡んだゲーム性というのは、
十分に評価に値するでしょう。
さりげないところではありますが、こういう要素が積み重なることで、
ストーリーへの感情移入が更に高まるんですよね。

まぁ、虹野さんが好きでなければあまり楽しめないかもしれませんが、
あまり嫌われる要素がないキャラですからね。
たぶんほとんどの人がすんなり入っていけるでしょう。
そうなるとゲームの基礎がしっかりしていますので、
少なくとも良作とは思えるのではないでしょうか。

個人的にもとても満足はできたのですが、
名作と言える程の本作だけの明確な特徴みたいなのが欠けていますし、
全体としても小粒な作品でもありますからね、
総合的には良作としておきたいと思います。

当時ときメモ関連は一杯ありましたからね、
本作はときメモであるが故に注目した人もいたでしょうが、
ときメモであるが故にスルーされた部分も多いように思うわけで、
良質なわりには少し損をしてしまった作品かもしれませんね。

ランク:B(良作)

ときめきメモリアル ドラマシリーズ Vol.1 虹色の青春 PS one Books



関連するタグ PS /ADV /コマンド選択式 /


  面影レイルバック      ヤミと祝祭のサンクチュアリ   それでも妻を愛してる2
カテゴリ「1997」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/161-4426d3e9
| ホームへ戻る |