風雨来記

風雨来記

『風雨来記』は2001年にPS用として、FOGから発売されました。

続編ではないけれど、97年に発売された『みちのく秘湯恋物語』に続く、
FOGの旅ゲーの第2弾にあたりますね。

tetsus.jpg

旅行は好きですか?
その土地その土地の景色や建造物を見るのって良いですよね。
でも実際に旅行に行くのにはお金がかかるし、何より時間がない。
ならば、せめて気分だけでも旅行気分を味わいたくないですか。

『風雨来記』は、まさにそんな旅の気分を味わう事のできるゲームです。
舞台は北海道。
実際に行って来たけど、凄く良い所ですよね。
その北海道を自由にバイクで旅をするゲームなんです。
3000枚にも及ぶ実写の風景は、
きっとプレイヤーを旅させた気分にさせてくれるでしょう。
ってか、余計に北海道に行きたくなるかもですがw

また実写と二次元のキャラが違和感なく融合していて、
CGを見てるだけで満足してしまうほどです。
これは『みちのく秘湯恋物語』の時点で感じていた点でもありますが、
そこから更に洗練されています。
ここまで実写と二次元のキャラが違和感なく融合するとは、
思いもしませんでしたよ。
ただ、道東がメインで札幌や小樽がないのは残念でしたね。

そして何より評価したいのが、これはあくまで旅ゲーだってこと。
一期一会とはいいますが、旅とは出会いと別れの繰り返し。
『風雨来記』は、それを徹底しています。
ヒロインだって例外じゃない。

出会って様々なイベントがあっても、結局最後には別れが待ってます。
旅で出会って恋に落ちて、後はめでたしめでたし・・・も好きですけどね。
その場合には旅が恋愛の手段でしかなく、目的ではなくなっています。
それでは旅を目的としたゲームではないですよね。

あくまでも、旅を目的としたゲームなのだっていう姿勢を貫いた、
その製作者のポリシーには感銘を受けましたね。
このゲームで何を作りたいのか、
何を表現したいのかがハッキリと伝わってきた作品でした。

システムはバイクで移動し、目的地でイベントをこなすタイプのADVです。
バイク移動により実際に自分が旅をしているかのような、
そんな自由度と満足度を得ることが出来ます。
しかしその反面、自由すぎて何をしていいか分からない、
移動が面倒くさいといった問題にも繋がっています。
ここで自由と感じるか面倒と感じるかで、
人によって評価は大きく変わるでしょうね。

tamaes.jpg

ストーリーも各ヒロインごとに、ジ~ンとくるものが揃ってます。
でも、あくまでも旅ゲーってことを忘れないように。
恋愛ゲームだと思って買うと、
人によってはバッドエンドばかりに感じてしまうかもしれませんから。

旅先ではいろんな人と出会います。
一回会って終わりっていうのが大多数です。
でも何回か会う人もいて、それがゲームではサブキャラになります。
そしてその回数が更に増えたのが、ヒロインなのです。
そう考えれば、きっと楽しめるでしょう。
このゲームは特定の女性との恋愛を楽しむのではなく、
いろんな人と出会い別れ、思い出を作っていくのが最大の醍醐味なんですから。

北海道に行きたい人や旅の気分を満喫したいには、
ぜひともやってもらいたい作品ですね。

尚、作品の構造上、攻略本があった方が良いと個人的には思います。

ランク:AA-(名作)

関連するタグ PS /


  面影レイルバック      ヤミと祝祭のサンクチュアリ   それでも妻を愛してる2
カテゴリ「2001」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

にわか北海道ファンになりました
「みちのく」の時と違い自由に動ける分、観光気分でついつい無駄な行動をとってイベントが終了してしまったことがありましたね、、、
もう少しセーブ数が多ければ、良かった気がします

>>バレロンさん
自由気ままに思ったように行動する。
このゲームはそれでいい気もしますね。
まぁ、そうするとヒロインに全く会えない場合もありますがw
システム周りは少し不便でしたね。
そこら辺が評価の分かれ目になるかも。

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/1586-a65fa346
| ホームへ戻る |