ファイナルファンタジー6

ファイナルファンタジー6

『ファイナルファンタジー6』は1994年にSFC用として、
スクウェアから発売されました。

システムとシナリオ、キャラの重視。
後に続くFFの方向性はここで出来上がったのかもしれませんね。

ファイナルファンタジーVI

リアルタイムで遊んでいたときよりも、
数年後になって出会った人とFFの話になったときに、
一番好きなFFは6ですって話を良く聞くような気がします。

これはプレイした年代的なものもあるのでしょうが、
考えれば考えるほどにFF6は面白い位置づけにあり、
これこそがターニングポイントになった作品と呼べるようにも思えてきます。

周知のように、FFは7以降CGの背景と3Dの戦闘へと変わります。
ドット絵によるFFは6が最後なわけです。
スクウェアというのは、PC-88の頃から映像にこだわっていました。
ゆえに、FFのグラフィックも他社よりも優れていたわけで、
SFCにおけるFFのグラフィックはSFCのRPGの最高峰にありました。
ドット絵によるFFが6までってことは、
当然ながらドット絵が最高なFFも6となるわけです。
ドット絵の時代が好きだった人にとっては6は一つの到達点でもあり、
そこに特別な思い入れが残る人も多かったんじゃないかなって思います。

そういう意味では、FF6は一つの時代の終焉でもありました。
しかしながら同時に、
内容面においては新しいFF路線の始まりでもあったのではないでしょうか。

昔のFFは奇数はシステム重視で、
偶数はストーリー重視って呼ばれていた頃がありました。
SFC時代に後付的に言われだした感があるし、
イマイチしっくりこない面があるので、
当時から私はあまり好きな言い方ではなかったですけどね。
まぁ、世間一般ではそう言われたりしてたわけです。
で、6を見てみますと、
ストーリーもシステムもグラフィックも何もかも凝っているわけでして。
全ての面で頑張ろうとするのはPS以降の傾向でもありますが、
それは6にだってあてはまるのです。

また7以降キャラ重視になって新規層が加わったとの意見もありますが、
このキャラ重視の先駆けという点も、むしろ6からと言えるでしょう。

内容面から考えるならば、今のFFの路線は6からなんじゃないかなって思うのです。
そう考えればFF6からがFFの新しい時代の始まりっていうのも、
おそらく理解していただけるのではないかと思います。

繰り返しになりますが、伝統のドット絵技術では集大成であり、
FFの新しい方向性という意味では先駆けでもある。
FF6はそんな特殊な位置づけにあった、
非常に興味深い作品であったと私は思うのです。

全ての項目がSFCの最高水準にあり、本当に穴のないRPGでした。
本来ならば大絶賛といきたいところです。
これがFFの最高傑作という人も何人も見ましたが、
世の中にゲーム機がSFCしかなかったならば、私も賛同したかもしれませんね。

SFC限定ならば、野球に例えるとFF6は断トツの三冠王でしょう。
どの項目を見てもFF6以上のゲームなんてないくらいです。
でもね、ゲーム機はSFCだけじゃないのです。
ゲームの自由度・ボリューム面では、
前年に『サバッシュ2』という化け物ソフトがありました。
翌94年には自由度の面で特化した『ルナティックドーン2』があります。
グラフィックでは、『白き魔女』のドット絵が群を抜いていました。
ストーリー・キャラ面では、『闘神都市2』が圧倒的でしたし、
この面でも『白き魔女』は優れていました。

この当時ってのはPC-98のゲームも元気だったわけでして、
何かに特化したRPGもまたPCのゲームに多かった気がします。
RPG全体を通してみますとね、
多くの項目でFF6の個性は埋没しちゃうんです。
野球で例えますと、打率.290、ホームラン25本、打点90みたいな。
タイトルは取れなくとも3割30本100打点なら超一流バッターと思いますが、
それに僅かではあるけど少しずつ足りないみたいな感じがするんですよね。

結局、FF6で強烈に印象が残っているのはキャラだけだったりします。
まぁ、私が気の強い女将軍みたいなキャラが大好きってのもありますけど。
とにかくセリスが大好きでね、
FFの女性キャラの中でも最高ランクでしょうね。
これだけは他のゲームでは代替がきかないですから、
非常にポイントが高いのですよ。

94年はある意味とても難しいですね。
私は非アクション系のゲームばっかりプレイしていますが、
この年は長いゲーム暦の中でも2番目か3番目に豊作な年でした。
FF6単体の完成度には疑問の余地もないけれど、
他にもっと個性的なゲームが一杯ありすぎました。

そもそも特徴を持った機種が一杯ありましたしね。
SFC、PCE、メガCD、PC-FX、3DO、SS、PS、PC-98…
次世代機が発売されたのもこの年だし、全部の機種を通じてみてみると、
探せば探すほど一杯良いゲームが出てくるんですよね。

一年早ければ文句なしに傑作扱いのAA-だったんですが・・・
私には発売が少し遅かったかなという印象が否めないのです。
点数的には84点。
いつも下に書いているランク的にはAとなってしまいますが、
それは限りなくAA-に近いAでもあるのです。

ランク:A(名作)

ファイナルファンタジーVI

関連するタグ 


缶詰少女ノ終末世界        母爛漫      クダンノフォークロア
カテゴリ「1994」内の前後の記事





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック http://advgamer.blog.fc2.com/tb.php/1531-dad32f3e
| ホームへ戻る |