アルファ (ALPHA)

アルファ (ALPHA)

『アルファ(ALPHA)』は1986年にPC-88用として、
スクウェアから発売されました。

いかにもスクウェアらしい作品でしたね。
主人公であるクリスは可愛くかつセクシーで、
この当時のゲームキャラでは別格な可愛さでした。
因みに、キャラデザはいのまたむつみさんです。

alpha04.png

ストーリーはこんな感じです。
「太陽系を探査し尽くした人類が、太陽系外の惑星へ開発の目を向けた。
その惑星の名はアルファ。しかし目的地までの距離は果てし無く遠く、
到達までには数百年の歳月が必要とされた。
そこで人類は巨大な居住区を設けた恒星間航行用宇宙船ダイダロスを作り、
そこで地上となんら変わらない生活を営み、
何世代にも渡って目的地までたどり着こうと考えた。
そして時は西暦2101年。
最早地球を旅立った頃の人間は一人も生きてはいない。
今や「ダイダロス」には地球を旅立った時に持っていた夢や希望を語る人間は
誰一人としていなく、ただ毎日を怠惰に生きている、
そんな人間ばかりになってしまった。
そんな中、船内の丘にたたずむ一人の少女がいた。彼女の名前はクリス。
しかしそれ以外の記憶は全て失っていた。」

alpha03.png

上述のように原画に魅力のあった作品ですが、
それだけでなくグラフィック全般がずば抜けていました。
特にOPのアニメーションは必見で、度肝を抜かれたものです。

グラフィックが超一流な反面、
ADVとしての練りこみはイマイチでした。

…何かそれって、その後のスクウェアにも当てはまりますよね。
結局、スクウェアは今も昔も変わらんのです。
業界一とも言える長所と同時に、足らない短所も併せ持つ。
それがスクウェアなんだと思います。
SFC時代の長所も短所もない、
無難に纏められた作品の方が例外なのです。
でも、無難に手堅く纏められただけの作品よりは、
欠点があってもはっきりした魅力があった方が私は好感が持てますけどね。

本作はゲームとしてはいたって平凡なのだけれど、
キャラとグラフィックという他所には負けない絶対的な武器がありました。
粗があってもこういうゲームは好きですね。
毒にも薬にもならない安心感だけのゲームよりよっぽど良いと思います。

スクウェアはこの路線で良いと思うんですよね。
完成度を求めるなら、他所のをやりますもん。
むしろ最近のスクエニのゲームが駄目なのは、
強烈な長所がなくなってしまったからだと思います。
欠点を補って余りある強烈な長所があるっていう、
良い意味でのB級感が魅力だったのに、最近の作品にはそれがありません。
結果的に欠点ばかりが目立ってきちゃうんですよね。
欠点をなくす方向にではなく、長所こそ磨いて欲しい。
本作と現状のスクエニを比べると、そう思っちゃうのですよ。

ランク:A-(名作)

PC-8801SRソフト ALPHA α

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