ゴーストトリック

ゴーストトリック

『ゴーストトリック』は2010年にDS用として、
カプコンから発売されました。

逆裁のディレクターによる新たなADVとして、
注目を浴びた作品でした。

ゲームジャンル:P&C式ADV
ゴーストトリック

主人公はいきなり死んでしまい、魂の状態になってしまいます。
命と記憶を失った主人公は期間内に真相をつきとめられるかってのが、
大まかなあらすじになるでしょうか。

主人公は死んでいますので、直接動くことはできません。
しかし魂を他の物体に乗り移らせ、それを操ることができます。
また死者のチカラとして、4分だけ過去に戻ることもできます。
この2点がゲーム進行の鍵になります。

このゲームで一番優れていたのは、やっぱりゲームデザインでしょうね。
死んでしまった主人公の魂を用いてストーリーを進めるのと、
「トリツク」「アヤツル」というゲームシステムが、
実に上手くマッチしていて違和感なく集中して楽しめましたから。
このストーリーにはこのシステムこそが最適だろうってことで、
この部分はとても良かったと思います。

ただ、これは最初の作品ということで仕方ない面もあるのですが、
「トリツク」「アヤツル」を繰り返すゲームパート自体は、
それなりの新鮮さはあるもののわりと易しめな上に単調でした。
位置付けとしてはマルチサイトの要素を伴わない、
純粋なザッピング系統の作品となるのでしょう。
近年にはあまり用いられていない使い方だけに新鮮さの方が上回りますが、
それでもやっぱり、やり応えという面ではやや物足りなかったかもしれません。

スキップできないなどの操作性の悪さも少し気になりましたし、
ボリュームが少ないのも残念でしたね。

ストーリー面では雰囲気的には逆裁テイストが強く、
それより更にキャラゲー的感じが強まりましたかね。
展開的なノリや勢いを重視する人は多分楽しめると思うのですが、
緻密な論理性や濃いストーリーを求めるような人には合わないと思うので、
その点で若干人を選ぶのかもしれません。
つまり、ジャンルとしてはミステリーモノなのだけど、
あまりミステリーとしての枠に捉われない方が良いってことですね。

グラフィックはキャラがよく動くので見ていて楽しめますが、
ハードがDSなだけにDSにしては頑張ったってところでしょうか。

総合では長所と短所を相殺して良作ってところでしょうか。
良い面も悪い面もあるので、短所があまり気にならなそうであれば、
十分に楽しめるのではないでしょうか。

ランク:B-(良作)

ゴーストトリック

駿河屋
GHOST TRICK

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