月姫

月姫

『月姫』は2000年にWIN用として、TYPE-MOONから発売されました。

前年辺りから注目度が高まっていた同人ゲーム市場において、
盛り上がりを決定付けた作品でしたね。

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<概要>


ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
幼い頃の事故の後遺症から、モノの壊れやすい線―――
「死の線」を見る能力を持った主人公、遠野志貴。
事故から八年の間預けられていた親類の家を離れ、
志貴は実家へと戻る事となる。
そこで彼を待っていたのは、すでに他人のような妹と二人の使用人だった。
古びた洋館での慣れない暮らしに戸惑いながら、
志貴と少女達の新しい生活が始まる。
時を同じくして多発する猟奇殺人事件。
その被害者は一様に全身の血液を抜かれていた。
ある出来事がきっかけとなり、
志貴は「吸血鬼」達の壮絶な戦いに巻き込まれていく事となる―――
純白の吸血鬼は微笑む。
「私を殺した責任、とってもらうからね」

<同人>


その名を知ったのは、雑誌の紹介でした。
絵を見ただけでひきこまれたものです。

PC-98時代にはTAKERUという自販機があり、
安価でゲームが売られていました。
そのTAKERUの影響もあり、『メタ女』をはじめとして、
個性的な同人ソフトも数多く発売されていました。

しかし、時はwindows時代に移行。
ゲームの媒体はフロッピーディスクからCDになりました。
フロッピーに書き込んで売られていたTAKERUはこれに対応しきれず、
次第に数を減らしていきました。

そのような販売手段の減少もさることながら、
それ以上にWIN用ゲームの開発が難しいこともあり、
時を同じくして面白い同人ソフトも減っていきました。
これに伴い、自分の同人ソフトに対する興味も失せていったものです。

もっとも開発の困難さは克服されていき、
同人ゲームで再度注目されるブランドも登場してきます。
99年には同人から商業デビューにまで至るケースもあり、
これからの狙い目は同人市場だと注目され始めていた矢先、
そんな中で発売されたのが『月姫』でした。
同人ソフトとしては久しぶりの大ヒットにして、
個人的に同人作品では最も評価している作品です。

<ボリューム>


同人ソフトのキラータイトルとなったのが1点。
でも、それ以外にも価値を見出した点があります。

『月姫』は画面全体に文字が表示されるタイプのノベルでしたが、
『月姫』の発売された2000年にもなると、
発売されたアダルトゲームのほとんどがノベルばかりでした。
この当時はまだ音声はデフォではなく、
テキストの分量もそれ程多くはありませんでした。

それなのに今と変わらない価格ですからね。
幾ら面白くとも、どうしても何か割高な気がしてたんですね。
ところが『月姫』は2500円という安価にもかかわらず、
並のノベルよりも遥かにボリュームがありました。

商業のゲームは一体何やってんの?
安い価格でもここまでできるんだよ。
というような製作者の意気込みが伝わってくるようで、
その姿勢に深く感銘を受けた作品でした。

<シナリオ>


それともう一つ。
私は『月姫』が好きなのだけれど、
いわゆる型月信者とは、評価が異なるのかもしれません。
というのも、ファンの中にはテキストを絶賛する人もいるのですが、
私はテキストについてはほとんど評価してないのです。
面白くはありましたが、特に惹かれるものもなかったので。
っていうか、好きではあるはずなんだけど、妙に眠くなるんですよね。
私好みの設定、私好みの展開で主観的にはかなり好きなのですが、
おそらく客観的にはあまり文章は上手くないんでしょうね。

まぁテキストに関しては、後のFateでは凄くひっかかったものの、
月姫のときはあまり気になりませんでした。
でも若干気になった部分があったことも確かですし、
設定の垂れ流しとか当時から指摘されていましたからね、
問題点は共通しているのだけれど、
月姫の時は許容範囲内に収まったということなのでしょう。

<ストーリー・グラフィック>


ストーリーは吸血鬼を扱った伝奇になりますが、
これまた非常に好みでしたね。

凄いのかと聞かれると、今でもどうなのかなと考えてしまいますが、
主観的にはかなり好きな路線でした。
吸血ものはその後数が増えて、今ではうんざりしてしまいますけどね。
この時はまだ少なかったですから。

むしろ、人によっては下手扱いされている絵が好みでした。
あのキャラデザ、初めてアレクを見たときから凄く惹かれたんですよね。
プレイしてからは、ナイチチシンボリこと秋葉にはまりましたがw

<総合>


キャラに対する思い入れと、
上述のように値段に対するコストパフォーマスの良さ。
自分が『月姫』を高く評価するのは、
概ねこの2点につきると言っていいでしょう。

その後プラスディスクに『歌月十夜』、青本と買いました。
それだけ買っても、それでもまだ普通のゲームより安いですからね。
お得ですよね~、他のゲームもこれを見習って欲しいと思ったものです。

今度リメイクされるらしいですね。
自分の評価の半分を担うコストパフォーマンス。
プレミア化している現状では、それが無くなっています。
リメイクで多くの人が安価で手に入るなら嬉しいですね。

ランク:AA-(傑作)

同人GAMEソフト 月姫/TYPE-MOON 同人GAMEソフト 月箱 特製化粧箱入/TYPE-MOON

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ああ、自分もこのゲームは絵のほうが好きです。
文章は同人だけあって「自分酔い」臭が鼻につきました。
シエルルート以外覚えてないのがなんとも…

>>森乃やまね さん
ああ~、仲間がいてくれて嬉しいです。
正直、絵師が代わったらここのは買わないかもです。
キャラはどれも好きなんですけどね~

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