競艇WARSマクル6

競艇WARSマクル6

『競艇WARSマクル6』は2002年にPS用として、
エンターブレインから発売されました。

ダビスタで有名な薗部さんとパリティビットが制作した、
競艇物のシミュレーション&アクションゲームです。

競艇WARS マクル6


2002年と言えば、もう時代はすっかりPS2に移行していました。
そんな頃にPS用として発売されたのがこのマクル6でした。

普通ならそんな時代遅れなゲームはスルーしそうなものですが、
ダビスタで有名な薗部さんとパリティビットが制作したゲームとなれば、
当然話は違ってきます。

ダビスタ自体はマンネリに感じて飽きてきていましたが、
そこで培われた技術を新作に用いてくれるのであれば、
もう願ったりかなったりでしたからね。

しかも、今回のお題は競艇。
ちょうどこの頃競艇に興味を持ち始めていましたので、
これは実にタイムリーでした。

もっともマクル6は純粋なSLGではなく、
シミュレーション+アクションとアクションの表記がありました。
アクション系は避けたいだけに、その点だけが気がかりでしたが、
そこはそれ、私が買わずに誰が買うってな感じで突撃したものです。

発売された時期も時期だし、何よりドマイナーなジャンルですからね。
知名度は低いと思うし、興味を持つ人も限られているでしょう。
でも、間違いなくこれは非常に良く出来ていましたよ。

マクル6は、いわゆる通好みな作品なんですよね。
競艇ならではの特殊性が、非常に細かい点まで再現されていました。
この作りこみは凄かったですね。
おそらく競艇を良く知っている人であればあるほど、
本作を楽しめたのではないでしょうか。

具体的に言いますと、ゲームというのは、
えてしてリアリティとかけ離れている場合もあります。
例えば昔の自動車のレースゲームではインベタとかは最強だったりしますが、
現実ではありえない話です。
ゲームしかやらない人は全く気にならないけれど、
実物を知っている人は気になってしまう場合もあるでしょう。
また一概にレースとはいっても、
対象それぞれに独自性っていうものもあるでしょう。
そういう区分けもゲームではハッキリとされてないケースも多かったです。

マクル6は、その点がしっかりしているんですね。
例えばレースも種目によっては、
相手の後ろにピッタリくっつくことが有効だったりします。
しかし競艇では後ろにつくと、
波の影響を受けてしまうので途端に引き離されてしまいます。
そういう現実的な所も、しっかり再現されていたのです。

下地がしっかりしているからこそ、
差し、捲り、捲り差し、ツケマイといった技が上手くはまった時に、
何ともいえない快感を得ることが出来るのです。
こういう本格的な作りは、ファンにはたまらないですよね。

かように、マクル6はとにかく作りがしっかりしています。
ただ、競艇を全く知らない人がやった場合、
もしかしたら結構戸惑うかもしれないですね。
他形式のレースゲームの常識が通用しないので、
その感覚でプレイするとあれあれ?ってなっちゃいます。
しかもそのフォローがゲーム内であまりないので、
原因が分からなかったりする場合もあるわけでして。
競艇を全く知らない人がどれだけプレイするか分かりませんが、
そこは若干配慮が足りなかったかと思います。
それでなくてもマイナーな分野なのですから、
余計にも素人でもすんなり入れるような作りにして欲しかったように思います。

総じて初心者にはとっつきづらいけど、
玄人はとことんはまれる作品と言えるでしょう。
だからこそ、通好みの作品となるわけです。

最近は私のよくプレイするノベル系のゲームでも、
その分野に詳しければ詳しい人ほど楽しめないのに、
あまり詳しくない人が絶賛することで名作扱いされてる作品が多いです。
導入という意味ではそういうのもありなのでしょうが、
やっぱり「本物」・「本当の名作」って気はしないんですよね。
その道に詳しい人ほど納得できるような作品こそが本物なのであり、
マクル6は競艇とゲームが好きなら絶対にやってみて楽しめる本物と断言できる、
そんな作品だったと思いますね。

ところで、上記のように本作にはアクション要素があり、
しかも結構アクション要素が強いです。
いや、レースゲームなんだから当然なんでしょう。
ただダビスタのイメージが強かったので、
シミュレーション&アクションとはいっても、
シミュレーション重視なのかなって思ってたんです。
でも、実際にはアクション要素の方が強かったわけでして。
正直、私にはやや守備範囲外の作品でした。
もうね、捲り差しが決まった瞬間なんかは最高なんですけどね、
高等技術すぎてヘタレな私は偶然が重ならないと出来ませんもん。
上手く出来る人が羨ましくて仕方ないですよ。
ですので、同じようにSLGを期待する人は気をつけるべきでしょうね。

まぁ、私の守備範囲とはずれてしまいましたが、
前述のようによく出来た作品なのは間違いないです。
アクション系も平気な人は、ぜひともプレイしてみる価値があるかと思いますね。
知らない間にプレミアがついてるみたいですが、
ツボにはまる人にはそれだけの価値のある作品と言えるでしょうから。

競艇WARS マクル6

競艇WARSマクル6

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