うたわれるもの

うたわれるもの

『うたわれるもの』は2002年にWIN用として、
leafから発売されたS・RPGです。

万人受けする、誰でも楽しめそうな内容。
それとは反対に評価に対しては、
あるラインを境として二つに分かれるのではないでしょうか。

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<概要>


ゲームジャンルはSRPGになります。

あらすじ・・・
大陸の北東に位置する辺境の小國の村、主人公はそこで目を覚ます。
『エルルゥ』によって大怪我をして倒れていたところを発見され、
助けてもらったらしい。
だが、一命は取り留めたもののそれまでの記憶を失っていた…。
自分の名前さえも思い出せない主人公は『ハクオロ』と名付けられる。
『エルルゥ』達の手厚い看護を受け徐々に回復した『ハクオロ』は、
村の貧しい生活を見て自分が出来得る限りの力を貸すことにする。
傷を治療しつつ、畑を耕したり、村人との交流を深める等、
ゆったりとした時間が過ぎていく…。そして『ハクオロ』の傷も大分癒え、
村人皆が待ち望んでいた収穫の時季になる。
皆が協力して頑張った甲斐もあり、今までより多くの収穫量となった。
だが、その噂を聞きつけた藩主が難癖をつけ、
税として貴重な食料を徴収してしまう。更に様々な要因が絡み、
ついに『ハクオロ』達は叛乱軍として蜂起せざるを得なくなってしまった…。

<感想>


アダルトゲームを始めたばかりの人に何をすすめるか。
まぁ、プレイする人は皆いい年してんだからさ、
自分の遊びたいゲームや興味ありそうなゲームくらい自分で見つけろや、
っていう気もしないでもないですけどね。
もし仮に聞かれたとしたら?
そう考えた場合、真っ先に思い浮かぶ内の一つはコレでしょうね。

ストーリー良し、キャラ良し。
グラフィックもサウンドも良し。
S・RPGってことで適度なゲーム性を保ちつつも、
難易度が低いので最近のヌルゲーマーでも問題なし。

全ての項目で及第点以上でしょう。
まさにお手本のようなゲームです。
際立った欠点というものが何もないですからね、誰がやっても楽しめるはず。
『誰彼』ショックでリーフに対する信頼感が崩壊した後に発売されて、
それでこれだけの評価を得たのは伊達ではないです。

クリアまで20時間ほどでしょうか、
私も一気にプレイしてしまいましたっけ。
初心者向けとしては、本当に最高の一本でしょう。
特にWIN用のゲームから始めた人には、
もしかしたら心の一本になりうるかもしれません。
とりあえず最初の内はハズレを引きたくないっていうのならば、
躊躇なく本作をオススメします。
今はPS2でも出てますしね、ギャルゲ入門作としてもオススメでしょう。

ただね、PC-98の頃からゲームをやってきた古参の人。
そういう人には、はたしてどうなのか。
もちろん、む~む~完全復活だね~楽しかった~ってのが、
すぐに出てくる率直な感想でしょう。
余程捻くれてない限り、ほとんどの人が楽しめる出来でしたからね。

でも、これを名作と言えるのか?
冒頭で評価が二つに分かれるだろうって言ったのは、
古参かそうでないかで分かれるからと感じたからです。
(古参が少ないから、トータル的には絶賛の声のほうが多いですけどね)

本当に楽しいし懐かしい。
でもね、これが不思議なほどに時間が経つにつれ何も残らないんです。
少なくとも私は、この作品を両手離しに絶賛することができない。
それは、PC-98時代のゲームをさんざんプレイしてきたから。
そうでなければ絶賛してたんでしょうけどね。

どういう事かと言いますとね。
『カナン』と『ビ・ヨンド』と『ドラゴンナイトⅣ』を足して3で割り、
それを薄めたやつで本作の説明が付いちゃうのですよ。

メインのストーリーというか、ラストのオチは『カナン』。
でも『カナン』とは比べ物にならないほど薄い。
『カナン』を知らなくてもオチは弱いっていわれるくらいですからね、
知ってる人には不満だらけです。

キャラやテキストは、『ビ・ヨンド』。
ライターが同じ人ですから、プレイ中のテキスト面は当然似ますよね。
ただ『ビ・ヨンド』に出てくるキャラのはじけ具合を知ってるとね、
今回のキャラ達は大人しすぎるんですよ。

途中の展開やゲームシステムは典型的なS・RPG。
その代表例として上には『ドラゴンナイトⅣ』として書いときました。
S・RPGとしては極々シンプルで、短所ではないけど長所にもなりません。
戦記物としても魅力的な適役がおらず、
戦記物は魅力的な敵やライバルがあってこそと考える人には、
物足りなかったのではないでしょうか。

残ったのは甘露さんの原画でしょうか。
甘露さんの描くキャラは凄く好きなんです。
でもそれにしたって、本作はCGの量が少なく完全な長所とも言い切れません。

<総合>


ようするに、オリジナリティが欠如しており、
これといったセールスポイントがないのです。
確かに、初心者をはじめ幅広い層が楽しめるでしょう。
でもたくさんのゲームをプレイしてきた人の心に残るような、
コレといった強烈な個性がないんです。
だから時が経つにつれ忘れていってしまう。
結局私の中に残ってるのは、アルルゥ萌え~って事だけですw

良作には違いないけれど名作足りえないと思うのは、
そうした理由からなんです。
上記3本全てをプレイした人がどれだけ現役で残ってるか分かりませんが、
もしいたらきっと分かってもらえると思うのですが…どうでしょうか?

ランク:B(良作)

うたわれるもの DVD版

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