Rance6 ~ゼス崩壊~

Rance6 ~ゼス崩壊~

『ランス6 -ゼス崩壊-』は2004年にWIN用として、
アリスソフトから発売されました。

長かったですね~
いや、ゲームの出来自体も素晴らしかったのですが、
何よりもランスの長編RPGをプレイできる日がまた来るなんて・・・

魔想志津香

またプレイできるというだけで、感涙ものでしたね。
シリーズにおける最後の長編RPGであるランス4が93年でしたから、
あれからもう11年が経っているんですよね。
時の流れは早いものですよ。

さて、フルプライスのランスシリーズとしては鬼畜王以来ですが、
一応低価格で2002年に『ランス5D』が発売されていました。
時間の空いた続編というのは、雰囲気が変わることが何より怖いです。
もっとも5Dで大丈夫だったので、この6に対しても信頼はしていました。

で、発売日に実際に『ランス6』をプレイしてみて、
うん、これだよこれ、懐かしいなぁ~って気になれました。
これだけ年月が開いているのに当時の雰囲気を全く壊さないってのは、
実は想像以上に難しいとも思うんですけどね。
本当に良くやり遂げてくれたものですよ。

しかも、全体的な流れや展開が3に似ているんですよね。
4は最後の長編ということで注目もされやすかったですが、
元が新しい『闘神都市』の企画の流用だけに、
どうしても展開に幅の狭さみたいなのもありました。
ストーリーだけなら3が最高だと思っていただけに、
3に似た流れってのは非常に嬉しかったです。

そして何よりランスシリーズで大事なのはキャラだと思いますが、
これまた良かったです。
従来のキャラの中では、私は特に魔想志津香と見当かなみが好きなんです。
ってか、この2人さえいれば他は何も要らないくらいですw
もっとも、魔想さんのツンとしたところは好きなのですが、
やっぱりデレたところも見たかったんですよね。
本作でようやくそれらしきイベントが出てきたので、
ファンとしてはそれだけで大満足でしたね。
最近のツンデレはすぐにデレてしまって味気ないのも多いですが、
魔想さんは年季が違いますからね。
それだけに昔からのファンとしてはとても印象的でした。

ランス6

また、新キャラのウルザも良かったですね。
個人的には元気になってからの方が好きです。
戦国ランスのウルザも良かったけれど、ランス6の髪を纏めた方が好きなわけでして。
もうこの姿は見られないのかな?
だとしたら少し残念ですし、ますます6が貴重になってきます。

キャラの好みは人それぞれで一概には言えないし、
シリーズをやってない人にはとっつきづらいかもしれません。
でもこれだけ多くの個性的なキャラが登場するゲームはあまりないですからね、
キャラ紹介のフォローもちゃんとあるので、
ファンだけでなく新規の人にもぜひやってもらいたいと思いますね。

さて、システムはダンジョン探索型のRPGになります。
一応いろいろと工夫はなされていますが、
特筆するほど優れている点もなかったので割愛します。

とはいえ、それだけでは手抜き過ぎるので1点だけ。
ストーリーの性質上パーティも大人数になります。
そこで行動制限を加えて、メンバー皆を使わざるを得ないようにしています。

これはね、基本的に良く出来ていたと思うのですよ。
単体では強すぎる魔想さんなんかは行動回数が少ないので、
要所要所でしか使えません。
ゲーム全体のバランスや戦略性の観点からは、
とてもよく練られていたのでしょう。

だから一般論としては良かったとしつつも、
本音というか個人的感情はまた別でして。
つまり、もっと魔想さんを使わせろと。
こっちは魔想さんを常に使いたいのに使えないんですもん、
それじゃぁ不満もたまりますよw
もちろんその辺は単なる個人の好みの問題でしかないので、
むしろゲーム的に気になったのは次の点でしょうか。
例えば4ではかなみちゃんの回避率が尋常じゃなくってね、
周りを全部敵に囲まれても敵の攻撃を回避し続けたものです。
あのチートじみた回避率の高さには惚れたものですが、
本作ではそれがなくなっています。

ランスの圧倒的強さといい、かなみちゃんの回避率といい、
純粋なゲーム性やゲームバランスの観点からは変なのでしょう。
でも、そこがまたランスらしくて好きだったのですよ。
アダルトゲームのRPGに小さく纏まった物なんて期待していないので、
昔の作品ぐらいの滅茶苦茶さがあった方が楽しいですし、
それが個性とも言えるのではないでしょうか。
バランスを壊しかねない程の破天荒さがランスシリーズの魅力でもあり、
バランスやゲーム性を意識して無難にまとまっている最近の作品ほど、
ゲーム機のRPGの劣化版みたいで印象が薄くなってしまいます。

なので、本作はゲームとしては無難に上手く纏めてきたかと思いますが、
お上品に小さく纏まりすぎたかなって感が否めませんでしたね。
あくまでも私の感想なので少数派かもしれませんが、
どうせストーリーやキャラがぶっ飛んでいるんだから、
ゲームでもぶっ飛んで欲しいです。
昔より全ての面で大人しめな感じがするのでね、もう少しはじけても良いかなと。
まぁ、作る方は今のユーザーの嗜好とかも考慮しなければならないから、
いろいろと難しいのでしょうけどね。
いろんなユーザーに対応できる内容にしてあると思うので、
客観的に見ればとても良く出来ているとは思いますし。

グラフィックはPC98時代とは異なり織音さんに代わりましたが、
上手くアレンジして良かったと思います。
魔想さんの太ももは最高でしたよ。

結局、ゲームとしてはストレスなく及第点以上って感じで、
ストーリーやキャラで大きくポイントを稼いだって感じでしょうか。
過去のナンバリングタイトル程のインパクトはないかもしれませんが、
十分過ぎるほどに楽しかったです。
やや甘いかなとは思いますが、
近年で他に心底楽しめたRPGがないってことも加味して、
傑作扱いでも良いかと思います。
前後5年間くらいでは一番面白いRPGでしたからね。

ランク:AA-(名作)

RanceVI~ゼス崩壊~


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ランス2で初めてエロゲを買って以来このシリーズのファンですが、ランスシリーズの最高峰はこれなんじゃないか、と(今のところ)。
システム的に目新しいところはないけど使いやすく、迷わない設計になってましたね。
本編クリア後のおまけシナリオはけっこうシビアで、結局、全部は出来なかった記憶があります。
私がストーリー重視なこともあるけど、やっぱランスは長編RPGって形態が合ってる気がするんです。
戦国ランスはまた別で、あれはあれで楽しかったけども、ランスクエストとかはあんまり楽しめなかったです。
3はともかく4は「なんか違う」感があったし、4.1は4.2もちろん、5も個人的には今ひとつでした。
だからこそ6の出来は嬉しかったですね。
現在製作中らしい最新作はRPGに回帰してくれるようだし、期待を持って待ちたいと思います。
私も志津香大好きですよ。マリアも好きだなあ。地味だけどかなみちゃんもいいですよね。
でも、ここんとこの志津香軽視の風潮は何とかならんものですかね。
6もそうでしたし戦国に至っては当初は出演予定すらなかったという。
マリアが出てくるんなら志津香にも出て欲しいと思うのが普通でしょ。
まあ天才魔法使いという設定上、無闇に出すとバランスを崩すからなのかも知れないけど、でもなあ。
何か作為的に魔想さん外しをしている気がしてしようがない。
考え過ぎですかね(笑)。

少なくとも、最近のシリーズの中ではランス6が一番好きですね。
戦国ランスも面白かったけれど、ストーリーがちょっと物足りなかったし。
ランスクエストは印象が薄いというか、何かもう既に忘れてきましたw
>やっぱランスは長編RPGって形態が合ってる気がするんです。
これは本当に同意します。
昔は鬼畜王のインパクトが大きすぎたのですが、鬼畜王よりランス4の方が好きっていう人もいて、今だとその人の気持ちが分かるような気がします。
また私は総合的観点から4も大好きですが、ストーリーは3に及ばないと思いますし、何より「なんか違う」感があるってのも納得します。
転用故にそうなるのでしょうが、ランスシリーズのイメージにこだわりを持てる熱い方ほど違和感は大きくなるのでしょうね。
何ていうかね、sawamuraさんと私は感想が共通するところも多いし、また意見が異なるにしてもそれは同じ認識を持てた上でそれをどう評価するかだけの違いじゃないですか。
同じ視線で見ていられるから、仮に意見の異なる部分があっても納得できてしまう。
どうも最近はその視線というか認識レベルで異なる人が増え、ますます他のユーザーとの交流が億劫になってきており、それがゲーム全体のプレイ意欲の低下につながっています。
もう引退かなと思っていますが、ランスシリーズの完結だけは見てみたいものですね。
>志津香軽視の風潮
ランスシリーズは今後も期待したいところですが、
ここだけは何とかしてもらいたいですね。
バランスとか気にし出すと使いにくいのも分かりますが、個人的にはもっと出番が欲しいです。
あと、かなみは昔の方が好きなのですが、最近の設定は皆には好評なんですかね。
自分が少数派なのかなと常々疑問に思ったりもします。

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