ギャロップレーサー2000

ギャロップレーサー2000

『ギャロップレーサー2000』は2000年にPS用として、
テクモから発売されました。

シリーズ4作目にして最高傑作。
個人的にはかなりやり込んだ作品でした。

テクモが作るレース物の中に、
「ギャロップレーサー」というシリーズがあります。
シリーズの他作品はナンバリングされているのですが、
本来4と付けられるはずの本作には、
何故か発売年である2000という数字が付けられています。
(なので、順番的には1→2→3→2000→5…となります。)

さて、レース物のゲームはたくさんありますが、
本作は馬のレースなんですね。
但し、私はこのシリーズをレースゲームとしては評価していません。
単純なゲームとしてみた場合には普通の車のレースゲームよりも単調だし、
それでいて「馬」ならではの個性や違いも表現できていなかったですから。

「馬」のレースを求めるなら「G1ジョッキー」をやりますし、
「馬」の調教SLGを求めるなら「ダビスタ」をやります。
だけど、私はこのゲームをかなりやり込んだんですよ。

それは何故かというと、単純に最強馬を作りたかったから。
本作はレースで使った馬を掛け合わせる事で、
オリジナルホースを作る事が出来ます。
出来る馬の能力は基本的に合わせた2頭の平均プラスアルファなので、
オリジナルホースとオリジナルホースを何度もかけあわせていく事で、
基本的にどんどん強くなっていきます。
生産・育成ということで、簡易「ダビスタ」って感じですね。

まぁ、システムは単純だし強くなる一方ですからね、
ゲームとしてのやり応えや上手くいかないもどかしさを求めるなら、
間違いなく「ダビスタ」をやってます。
しかし、時には気軽にゲームを楽しみたいって時もあるわけでして。
短時間でも成果が気軽に出てくる本作は、
ちょっとしたストレス発散には最適だったのです。
何せ調教SLGではなかなか作れない海外G1に勝てる馬が、
本作では簡単に作れますからね。

そう、ストレス発散程度で終わらせとけば、何も問題なかったんですよね…
しかしある時、私はつい間が差してしまいました。
本当の最強馬を作ってやろうという欲望に駆られたのです。
そしてそこから、夢と希望と悪夢と絶望に彩られた、
私の迷走の日々が始まったのです。

本当の意味での最強馬を作ろうとした私は、
それから寝る間も惜しんで空いた時間の全てを本作につぎ込みました。
基本的に突然変異で強い馬は出てきませんので、
少しずつ掛け合わせていく必要があります。
つまり、強い馬を作るという事は、
それだけ時間を費やす必要があったのです。
 
もとからいる牡馬と牝馬を掛け合わせオリジナルの牡馬を作り、
同じようにしてオリジナルの牝馬を作る。
その牡馬と牝馬を合わせて3世が出来る。
別に作った3世同士をあわせて4世を作り、
また別に作っていた4世とあわせて…って以下その繰り返しです。
因みに、評価ハンデっていうのがあって、これはレース実績になります。
幾ら潜在能力が高くても、レースで結果を残さなければ上がりません。
これはかけあわせた際の子馬のFH(後述します)に影響するわけで、
FH70同士の馬を掛け合わせた場合でも、
評価ハンデが高ければFH70以上の潜在能力を持った馬が生まれますが、
この数値が低いと両親より能力の低い60台とか50台の子が生まれます。
つまり強い馬を作りたければ、
親となる馬を限界まで目一杯走らせなければ駄目なのです。
G1だけで60勝を超えるような現実ではありえない状況になりましたが、
まだまだ道のりは続きます。

さて、先ほど少し出てきたのですが、
本作にはFH(フリーハンデ)という数字がありまして、
これは馬の強さの基本値をあらわしたものなのです。
超1級品の馬がFH70程度なのですが、最高99まで上がります。
(たぶん99.0だと思ったけど99.5だったかな…
ちょっと記憶が曖昧ですみません)
そうなると、当然目標は最高値である99です。
(尚、easyモードではじめると、上限が92くらいまでだったと思います。
なので最強馬を作りたいならHARDで始めた方が良いでしょう。)
この目標は、努力により何とか達成出来ました。

しかし、まだ私の探求は終わりませんでした。
FHは芝用とダート用があります。
芝用のFHが同じ馬でも、
ダート用のFHが高い方が自力があるってことなんでしょうね。
その場合はダート用のFHが高い方が高く評価されます。
例えば、芝FH80.0ダートFH60.0のAという馬と、
芝FH80.0ダートFH70.0のBという馬の2頭がいたとして、
これを芝レースで走らせた場合、
芝のFHは一緒だから互角に思いそうなものですが、
この場合はダートでも強いBの方が速いんです。
だから真に芝で強い馬を作りたいのなら、
ダートのFHも上げなければ駄目なのです。
そうなると、当然目指すは両方が最高の馬です。
そして、この目標も何とか達成出来ました。
つまり芝FH99.0ダートFH99.0の馬の誕生です。

ここで満足していれば良かったんですけどね。
しかし、これでもまだ終わりは来なかったのです。
芝・ダートのFHが共に同じ場合、サブパラメータがものを言います。
坂適正がないと坂のあるコースでは弱くなりますし、
出走可能回数や距離適正の幅が広いほど、
同じFHでも強くなるのです。
同じFHでも1000Mに対応できた方がスピードは上ですし、
3600Mに対応できた方がスタミナが上なんですね。
そこで、距離適正1000~3600M、出走回数もサブパラメータも完璧という、
神の領域に挑むことになりました。

この気の遠くなる道のりとお馬鹿で無駄な時間。
想像がつくでしょうか?
一度でもやったことのある人なら、分かってもらえると思うんですけどね。
今にしてみると、狂っていたとしか思えません。
凝り性な性格がもろに出てしまった感じですね。

そうして、気の遠くなるような長い長い時間の果てに、
全パラメーター最高の一歩手前の牡馬と牝馬が用意できました。
それぞれ芝ダート共にFHは99で、距離適正も出走回数もMAX、
サブパラメーターもどれか1個がMAXでないというだけの馬です。
となると、この2頭をかけあわせれば当然全パラメータ最高の馬が出来る。
ついに、ついに、私の長かった旅が終わるのです。
緊張と興奮と安堵感と達成感と…
いろんな感情が渦巻いたものです。

さまざまな思いを抱きながら、私は最後のボタンを押しました。

そこには真の最強馬が生まれてくる・・・はずだったんです。

しかし、現実には生まれてきませんでした。

何度ロードしなおしても、
出てくるのは「キスオンサンデー」という、名前の固定された駄馬だけ。

私の野望は潰えました。
人は神の領域に挑んではいけなかったんですね。
仕方ないので、そう自分に言い聞かせて泣く泣く諦めました。

「キスオンサンデー」、この名前は一生忘れないでしょう。
まさかこのゲームで人の限界を悟らされるとは思いもしませんでした…

というわけで、私のこのゲームに対する迷走録はここで終わります。

しかし、一応後日談も書いておいた方が良いでしょうね。
「キスオンサンデー」はゲームに用意されたバグでした。
「キスオンサンデー」には発生条件があるみたいで、
オリジナルホースの枠が埋まると、
どうやらこの馬しか出てこないみたいなのです。
避ける方法は簡単で、オリジナルホースの空き枠を作ること。
簡単なことなんですけどね、当時の私は知らなかったんです。
それまでは上手く削除して枠を空けていたのでしょうが、
肝心の最後の最後であけ忘れていたんですね。
一番やってはいけないことが、一番大事な一番最後の場面でやってきた。
ただそれだけのことだったんです。
何とも情けない幕切れでしたが、
もし仮に「キスオンサンデー」の悪夢に悩まされる人がいるのなら、
その点だけはご注意下さい。
そしてより充実したギャロップレーサー生活を満喫できることを、
心からお祈りいたします。

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