魔性の貌

魔性の貌

『魔性の貌』は1996年にPC-98用として、
ミンクから発売されました。

ミンクの中ではかなり好きな作品でしたね。

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<概要>


ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。

大雑把なあらすじとしては、
主人公は早くに母親を亡くし、後に父は再婚します。
義母には娘がいて4人家族となるわけですが、その後父親も死亡。
それで、主人公は義母と義妹の3人で生活しているわけです。

義母には姉妹がいたのですが、旦那と共に死亡。
両親を亡くした義母の姪である麗華を引き取ったところから、
物語は始まります。

<感想>


法的には家族だけど血は繋がっていない、
設定的にはそういう状況にあるわけですね。
それでも主人公は平和に過ごしていたわけですが、
ミステリアスで妖しい雰囲気を纏った麗華と一緒に暮らすことになります。
家族全体がその麗華によって狂わされ、
そして堕落していくという物語でしたね。

設定の時点でインモラルな展開が予想されますが、
麗華の持つ妖艶さが相まって、
実にエロティックな作品に仕上がっていました。

登場するキャラも麗華を筆頭に味があり、
期待しては裏切られるミンクのゲームにしては珍しく、
ストーリー的にも結構楽しめたかと思います。

麗華を中心に周りの皆が次第に狂い堕ちていく様はなんとも甘美であり、
合わない人は生理的に受け付けないかもしれませんが、
合う人にはたまらない1本でした。

このゲームの魅力の大きな要素を担っているのは、
やっぱりグラフィックでしょう。
今風の萌えでもなければ熟れた熟女路線でもありません。
若くて可愛いのだけれど、同時に妖艶さも持っているわけで、
こういう絵柄は最近は逆にあまりないように思います。
個人的にはかなり好きな絵柄でしたね。
少なくとも、ゲームの雰囲気にはばっちり合っていたかと思います。

また、本作には部分的にではありますが、
音声もついていました。
PC98のゲームではかなり珍しいかとも思いますが、
これにより一層エロさが増していましたね。
因みに、今ダウンロード版が出ていますが、
そちらはwindows版がベースなはずですので、
フル音声になっています。

絵と音声により設定の持つ妖しさが存分に発揮され、
とても雰囲気の良い作品だといえるでしょう。

ただ、システムがあまり良くなかったですね。
本作はマルチエンディングのコマンド選択式のADVでした。
エンディングの数も豊富でゲーム自体は良いのですが、
エロ重視路線のゲームってCGモードが重要になると思います。
本作はセーブしたそのルートごとにCGモードが異なるため、
CGの鑑賞が非常にやりにくかったのです。
それでもセーブがたくさんできるなら問題ないのですが、
セーブ数もかなり少なめでした。
何を考えて設計したのかわかりませんが、
これは致命的に使いにくかったです。

尚、ここもwin版はセーブ数が増えています。
win版は内容的には完全ベタ移植で、
オリジナルの足りない部分だけを追加しているので、
買うならwin版かDL版が良いでしょうね。

<総合>


名作級の魅力はあるものの、欠点もある本作。
総合的には良作といったところでしょうかね。
こういう雰囲気を纏った作品は最近は少ないですので、
インモラルな妖しい雰囲気の堕落物が好きな人ならば、
今でも案外新鮮な感じで楽しめるのではないでしょうか。

ランク:B(良作)

魔性の貌

ダウンロード版
DESIRE

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