ドラゴンクエスト2

ドラゴンクエスト2

『ドラゴンクエスト2 悪霊の神々』は1987年にファミコン用として、
当時のエニックスから発売されたRPGです。

「ロト三部作」の2作品目で、前作から半年後の発売でした。
この1年後には3が発売されますからね、
今からだとまるで想像もつかない発売間隔の短さですよね。

ドラゴンクエスト2

私は最近のドラクエはやらないことも多いし、
プレイするにしてもかなり後回しになってしまいます。
理由は単純で、マンネリな作品には良作以上はつかないからです。
まるで進歩の見られないドラクエには、もう飽きちゃったんですね。
普通には楽しめるだろうけど、今更あえてやる必要はないよなって。
(そういうわけですので、グラフィックが進化した8は当然プレイしました)
まぁ10とかはオンライン化され変化したのでしょうが、
それはそれでオンライン系はプレイする気がないのでスルーとなってしまいます。

私の年代はドラクエと共に育った世代でもあるので、
周りには特別視する人も多いですし、またその気持ちも分かります。
ファミコン時代のドラクエは日本のRPGブームの火付け役であり、
当時の子供の多くはそれでRPGを知ったようなものです。
そう考えると、特別視したくなる気持ちも分かるってものでしょう。

でも逆にSFC時代以降にRPGを始めた人にとっては、
ドラクエって別に他とそんなに異なるとは思えないのではないでしょうか。
SFC時代以降のドラクエは良く言えば保守的で伝統的で王道なのですが、
捉え方によっては常に後手後手に回ってみえますしね。
海外のRPGファンや国内の若いRPGファンの中には、
何でドラクエが特別視されてるのか分からない人も増えてきているでしょう。
時代の先端を担ってきたファミコン時代の作品とは位置付けが明らかに異なるのであり、
新しさを求める私の傾向からはプレイの優先度が下がってしまうのです。

そういうわけですので、私のドラクエに対する評価は、
ファミコン時代とそれ以降では大きく異なってきます。
ただ、ファミコン時代の作品は時代の先端をいった傑作ばかりかとなると、
それはそれで違うわけでして。

確かにね、ファミコンだけを基準に考えたら、
当時のドラクエは常に先端を行ってるとも考えられるんです。
1でRPGの基礎を作り、2でパーティー制が導入され、
3で転職が加わり、4でストーリー性やAI戦闘が導入されたって感じで。
まぁそれが一般的に聞くことの多い説明ですよね。
今と違って当時ゲームをやる人の大半は子供で、
子供が持っているのはファミコンだけって場合が多かったです。
今のように複数のゲーム機を選べる環境はなく、ゲーム=ファミコンだったんですよね。
だから私の周りでも上記のような認識の人は多くて、
ドラクエがRPGの元祖って思ってる人ばかりでした。
当時はネットとかもないから情報源も限られていますしね。
だから多くの人にとって、ドラクエの歩みはRPGの歩みそのものだったんです。

でも、実際にはPCとか他のハードもあるわけでして。
そして、当時はPCのRPGの方が数段先を進んでいました。
FC時代のドラクエの変遷も、結局はPCのRPGの後追いでしかないとも言えますし。

もっとも、同じ後追いでも各作品によって状況は異なってきます。
ドラクエの魅力がほぼ出揃ったのは本作の時点であるし、
周りの他のソフトとの比較からいっても、
本作がシリーズの中でも一番インパクトがあったと思うのです。

もう少し具体的に言いますと、ドラクエが発売された頃、
PCでは既に幾つもの名作RPGがありました。
それら名作たちに比べると、初代DQはプレイのしやすさという明確な特徴はあったものの、
ゲーム性自体は足元にも及ばない出来です。
しかしパーティ戦闘の追加されたこの2によって初めて、
家庭用ゲーム機のRPGがPCのRPGに並んだと言えるかと思います。
内容面でPCのRPGに並んだのなら、
それ以外の手軽に遊べるって点ではPCよりファミコンの方が上ですからね、
つまりはDQ2がその時点で最高のRPGと言えたかと思うんですよ。
その意味でも私はDQ2を評価したいなと考えます。

1と2の評判を受けて、3では更に多くの初心者も加わりました。
3が一番売れたしそれなりに出来も良かったから、
人気投票をやればおそらく3が一番になるんでしょう。
そういう投票は売れた数がものをいいますからね。
だけど、3については以前書いたので詳しくは省略しますが、
幾つも問題も抱えていたわけでして。
個性やインパクトを大事にする私としては、
やっぱり2が最高だったと思わざるを得ないんですよね。

総論的な話が続いたので少し内容に入っていきますが、
基本的に初代から全ての点が大幅にグレードアップしています。
特に戦闘は、「ドラクエシリーズ」初のパーティ戦闘が導入されました。
RPG初のではなく「ドラクエシリーズ」初のってしたのは、
既にPCでは幾つも見かけることができたからです。
また堀井さんの作品としては既に『軽井沢誘拐案内』があり、
そこでパーティ戦闘があったりしますから、こういう表現になるわけです。

ここら辺はよく言われることですが、初代から3までは段階を踏んでいってます。
初代は1人での戦闘で、2は最大3人だけど最初は1人で少しずつ増えていきます。
で、3は最初からパーティーが組めちゃうわけです。
当時はゲームに慣れていない子供ばかりでしたからね、
RPGに慣れさせる意味でのこうした配慮は大きかったですね。

私自身は2を高く評価しているし、
おそらくリアルタイムで初代からやっていてRPG全般に詳しい人は、
似たような感想を抱いた人も多いんじゃないかなって思います。
ただ時代の頂点に立ったとは言っても、如何せん過渡期の作品なわけです。
そうなるとどうしても、年々影が薄くなっていかざるを得ない気もしますね。
やっぱり今やってどうなのかって視点からだと、
後発な分だけ3以降の方がよく出来ているように思えますからね。
また本作に関してはパスワードが異常に長かったり
(金持ちはインスタントカメラでパスワード画面を撮ってましたね)、
難易度が結構高かったりするので、
若い人が今やったらきっと苦い顔をするのではないでしょうか。
出来は良いのに年々勧めにくくなるし、魅力も伝わりにくくなる。
そう考えると、ドラクエの中では一番魅力的であったと同時に、
一番後にその魅力を伝えにくいゲームであったかもしれませんね。

ランク:AA-(名作)

ドラゴンクエスト2

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お久しぶりです
リゾートバイトでネットは久しぶりです
ゲームの発展が進み今のドラクエには目新しさは無いでしょうね
コツコツとレベルを溜める印象があるドラクエは疲れるので
僕も7以降はやってません
日本人向きのゲームだと思いますね
ゼルダの伝説の方が新鮮さはあると思います

>>京さん
お疲れ様です。
この時期じゃ、大変だったでしょう。
8はグラフィックが凄かったのでプレイしましたが、
そういう明確な特徴がない限りもうプレイしないかも。
普段全くゲームをしないけどドラクエだけはプレイするって人がいましたが、
理由は新しく何かを覚える必要がないからだそうで、
そのため毎回覚えることがあるFFとかはプレイしないのだとか。
初代からそうですが、
このシリーズは永遠の入門作・初心者向け作品なのかもしれませんね。
私は極端に目に負担がたまり易い上に下手でなかなか進まないので、
アクション系は今はほとんどプレイしていません。
でも、プレイしてたらゼルダは毎回欠かせなかったでしょうね。
たまに方向性が変なときもありますが、よく頑張っていると思います。
自分の体質が恨めしくもあり、
普通に楽しんでる人がいつも羨ましく見えますね。

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