ふぇち
『ふぇち』は1994年にPC-98用として、
キャッツプロから発売されました。
キャッツプロといえば93年に『CAT'S PART1』や『NOVA』が話題を呼び、
一躍期待の要注目ブランドにのし上がったわけでして。
『HHG』のグラフィックの質や、
12枚というディスク枚数にも驚かされましたしね。

その要注目ブランドとなったキャッツプロが94年に出した本作。
ディスクがわずかに2枚と、
HHGからのあまりの減り具合に驚いた人も多かったのではないでしょうか。
っていうか、自分は凄く驚きました。
もちろんゲームは量ではなく中身なのですが、
その中身にしてもかなり人を選びそうです。
このゲームは、ずばり「のぞき」に焦点をあてたゲームです。
主人公がやることは、OL2人の着替えを覗き、
会話を盗み聞きすることだけなんですね。
因みに、ゲームジャンルはノベル系ADVになり、
クリックで読み進めつつ選択肢を選ぶだけで進行します。
OLらの生々しい会話を盗み聞きする。
何ともそそられるシチュエーションです。
しかも、次第に2人でレズっていきますからね、
これは見ていて興奮してきます。

また、OLらはランジェリー姿になっているのですが、
緻密に描かれたランジェリー姿が部分的にドアップで映し出されます。
これは下着フェチにはたまらない仕様でしょう。
OLらの顔は見えず、艶かしい肢体だけが映し出されるわけで、
何とも男心をそそる内容になっています。
独創性は文句なしですね。
こういうゲームはほとんどないですし、よく出す気になれたものです。
ただ、ボリュームはないですし、
普通のゲームを求めた人には間違いなくハズレでしょう。
なので、基本的にはオススメしません。
出来自体で言えば、良さを理解できなかった人には、
駄作の評価をされても仕方ないとも思います。
でも、この独創性と存在感は捨てがたいんですよね。
「のぞき」「下着」「生々しい会話」、
こういった点にピンと反応する人で妄想力が強い人ならば、
結構楽しめると思うんですけどね。
完成度は低いけど個性は光っているということで、
個人的には一応佳作と判断しておきます。
が、本作は本当に人の意見は参考にならないと思います。
属性があるか否か、全てはそれで決まってしまうような作品ですから。
合わない人がいるのも分かるし、私自身の評価も低めですが、
主観的には結構好きな作品なんですよね。
即ち本作は、「ふぇち」というタイトルが示すように、
選ばれし者のみが楽しめる、
極めて限られた人のためのゲームと言えるでしょう。
まぁ、両手離しに褒めることは出来ませんが、
たまにはこういうのがあっても面白いのではないでしょうか。
ランク:C-(佳作)

関連するタグ PC98 /ADV /ノベル系 /
缶詰少女ノ終末世界 母爛漫 クダンノフォークロア
キャッツプロから発売されました。
キャッツプロといえば93年に『CAT'S PART1』や『NOVA』が話題を呼び、
一躍期待の要注目ブランドにのし上がったわけでして。
『HHG』のグラフィックの質や、
12枚というディスク枚数にも驚かされましたしね。

<概要>
その要注目ブランドとなったキャッツプロが94年に出した本作。
ディスクがわずかに2枚と、
HHGからのあまりの減り具合に驚いた人も多かったのではないでしょうか。
っていうか、自分は凄く驚きました。
もちろんゲームは量ではなく中身なのですが、
その中身にしてもかなり人を選びそうです。
このゲームは、ずばり「のぞき」に焦点をあてたゲームです。
主人公がやることは、OL2人の着替えを覗き、
会話を盗み聞きすることだけなんですね。
因みに、ゲームジャンルはノベル系ADVになり、
クリックで読み進めつつ選択肢を選ぶだけで進行します。
<感想>
OLらの生々しい会話を盗み聞きする。
何ともそそられるシチュエーションです。
しかも、次第に2人でレズっていきますからね、
これは見ていて興奮してきます。

また、OLらはランジェリー姿になっているのですが、
緻密に描かれたランジェリー姿が部分的にドアップで映し出されます。
これは下着フェチにはたまらない仕様でしょう。
OLらの顔は見えず、艶かしい肢体だけが映し出されるわけで、
何とも男心をそそる内容になっています。
独創性は文句なしですね。
こういうゲームはほとんどないですし、よく出す気になれたものです。
ただ、ボリュームはないですし、
普通のゲームを求めた人には間違いなくハズレでしょう。
なので、基本的にはオススメしません。
出来自体で言えば、良さを理解できなかった人には、
駄作の評価をされても仕方ないとも思います。
でも、この独創性と存在感は捨てがたいんですよね。
「のぞき」「下着」「生々しい会話」、
こういった点にピンと反応する人で妄想力が強い人ならば、
結構楽しめると思うんですけどね。
<総合>
完成度は低いけど個性は光っているということで、
個人的には一応佳作と判断しておきます。
が、本作は本当に人の意見は参考にならないと思います。
属性があるか否か、全てはそれで決まってしまうような作品ですから。
合わない人がいるのも分かるし、私自身の評価も低めですが、
主観的には結構好きな作品なんですよね。
即ち本作は、「ふぇち」というタイトルが示すように、
選ばれし者のみが楽しめる、
極めて限られた人のためのゲームと言えるでしょう。
まぁ、両手離しに褒めることは出来ませんが、
たまにはこういうのがあっても面白いのではないでしょうか。
ランク:C-(佳作)

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缶詰少女ノ終末世界 母爛漫 クダンノフォークロア
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2012-12-02